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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【Fate/Zero】 IF 【小説スタート】 ( No.3 )
- 日時: 2012/08/17 13:09
- 名前: 生死騎士 (ID: .ZLG9XHf)
ACT.1
「聖杯」
それは万能の願望器。言うなれば、どんな願いも叶えてくれる魔法の杯。
聖杯戦争はその聖杯をめぐる魔術師たちの戦いである。
「サーヴァント」
聖杯戦争の勝敗においてとても重要な役割を果たすもの。
神話の英雄や偉人など、歴史でその名を馳せた者たちが聖杯の寄る辺に従いサーヴァントとして召喚される。
サーヴァントは普通の人間とは違い、魔術師でも太刀打ちできないほどの強大な能力をもつ。
(著書「聖杯戦争の全て」から抜粋)
***
冬木市のとある駅に列車が到着した。
この町、冬木は聖杯が選んだ第四回目の聖杯戦争の舞台である。
列車は数人の乗客を降ろし、またすぐに次の駅へと向かった。
その乗客の中にひとり、すれ違う者たちがチラチラと視線を向けるぐらいの異質のオーラを放つ青年・・・
彼の名はジェイド・カークライ。
英国育ちの魔術師である。
彼が何故他の民衆の目に留まるのか。
理由はふたつ。
ひとつは荷物が入っているのであろうキャリーバッグの他にもうひとつ、頑丈そうな大きめのトランクを抱えていたこと。
もうひとつは彼の手の甲・・・トランクを抱えている右手の甲に赤い「印」があったからである。
民衆は知らない。
この「印」がこの町冬木に重大な影響を及ぼすことを。
***
「令呪」
聖杯戦争に参加する者にとって必要不可欠となるものだ。
「令呪」は、聖杯によってこの世界に現界した「サーヴァント」に命令できる権限である。
命令権は3回まであり、その命令には絶対に逆らうことができない。
(著書「聖杯戦争の全て」から抜粋)
***
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