二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: [イナイレ]-プリンスのDNA-立て直し ( No.3 )
日時: 2012/08/16 17:18
名前: 優騎那 (ID: YQSziswG)

廊下がざわざわと騒がしくなる。

「あの子可愛いくね?」
「可愛い…!!なんか守ってあげたくなるよな」

そのざわざわの中心にいる彼女は周囲の声など耳に入らぬといった様子でかつかつと歩いていく。
職員室前まで来ると、彼女の足が止まった。

「ご無礼を」

うやうやしく頭を下げ、彼女は職員室に入った。

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「知っているやつもいるとは思うが、転校生を紹介する」

転校生という単語に教室中がうるさくなる。

「可愛い子だったらいいけどよ、ブスはごめんだぞ」
「静かに!入ってくれ」

がらがらと分厚い教室の扉が開いて、転校生の子が入ってきた。
肘に届きそうで届かないマリンブルーの髪、アメジストのような紫の目、黄色いカチューシャがよく似合う美少女というにふさわしい女の子だった。
彼女は教卓のそばで黒板に名前を書いた。

「優樹那・オリビア・プリンスにございます」

オリビアは武家の女性のように頭を下げた。

「名前と顔からわかると思うが、彼女はハーフだ。仲良くしてやってくれ」

席は豪炎寺の隣が空いてるな。

「修也様、お久しゅうございますね」
「木戸川以来だな」