二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: [イナイレ]-プリンスのDNA-立て直し ( No.18 )
日時: 2012/08/17 23:53
名前: 優騎那 (ID: QxOw9.Zd)

第一章 最強のディフェンス

「昨年のFFIは楽しゅうございましたね」

豪炎寺は引っかかった。
自分の記憶が正しければ—このことに関しては100%正しいはずだ—オリビアは去年のFFIに出場していない。
まるで自分もそこにいたような口ぶりだ。

「楽しかったって、お前、出てないだろ」
「はい」

その当人はバーンという効果音がついてもいいくらい堂々としていった。

「しかしながら、ライオコット島にはおりました」

それならなぜチームにこなかったんだ、と言いたくなった。
次の瞬間爆弾発言がくることは何となく察しがついた。

「あの島は父上の領地。娘のわたくしがいてもおかしいことはありますまい」

あ〜…やっぱりか。
爆弾か魚雷かという破壊力だ。

「誠ならばわたくしも同じフィールドに立ち、失点を0に押さえておりましたものを…」

オリビアはふと忌々しげな顔をした。

「(何があった……)」