二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: [イナイレ]-プリンスのDNA-立て直し ( No.24 )
日時: 2012/08/20 11:17
名前: 優騎那 (ID: PZvSWud7)

「まぁ、またあなたの背中におります」

オリビアは揺らぐことのない笑みを見せた。

「あぁ。ディフェンスラインは任せたぞ」
「承知」

二人がほほえみ交わした。
その時——



————バリンッ!!

ガラスがが割れる音がした。
オリビアと豪炎寺は驚いた顔を見合わせた。

「今のは…!?」
「2年の方からだ」
「参りましょう!!」
「あぁ」

二人は音が聞こえた2年の教室へかけた。

「何事です!?」

ドアを開け放って教室へ入ると、その教室の窓が砕け散っていた。
数人の生徒がガラスの破片でけがをしており、あたりには破片が散乱している。

「誰がこんなことを……」

豪炎寺が呆然として言った。

「………!」

オリビアは破片の中に一本の短い黒刀が落ちているのを見つけた。
それに近寄ろうとした。

「やめなさい!!」

教員がオリビアを止めにかかった。

「刃物にさわるな!」
「刀の扱いに慣れておらぬ者が出しゃばるでない!!!」

オリビアはその教員を真顔で見つめた。
彼女の背後には般若が現れ、教員は腰を抜かした。
オリビアは黒刀を拾い、ポケットから鞘を取り出し、刀をしまってみた。

「やはりか…」

黒刀はピッタリ鞘に収まった。

「この刀はわたくしの家で管理いたします」
「何を言って…!」
「そうだ!!職員室に持ってきなさい!!」
「我が名は優樹那・オリビア・プリンス。この刀の名は"偉大寿"。700年もの間行方不明になっていた」





プリンス家に伝わる家宝です。