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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: [イナイレ]-プリンスのDNA ( No.68 )
- 日時: 2012/08/24 16:01
- 名前: 優騎那 (ID: cBJq7ACw)
食後の一杯にカクテルというロマンチックなドリンクを飲むのがプリンス兄妹の日常。
実はテネシー・クーラー。
ライムとレモン、そしてチェリーが浮かべられた緑色のカクテルで、アルコール度数は15度とやや高め。
シュリはモンタナ。
ブランデーにポート・ワインをとした叙情的な一杯で、溶かされるように情熱的な赤いドリンクだ。
オリビアはキス・イン・ザ・ダーク。
"暗闇でのキス"という魅惑的なネーミングのオレンジのカクテルだ。アルコール度数は30を軽く超えている。
将はビトウィン・ザ・シーツ。
"ベッドに入って"という官能的な名前の黄色いカクテル。少々きつめな酒で、大人の夜を演出する。
グラスにそれぞれカクテルを注ぎ込んでソファやテーブルなど好きな場所に着いた。
実は壁にもたれながら。
シュリはテーブルから動かず。
オリビアはソファにふんぞり返って。
将は気兼ねせず床にあぐらをかいて。
数十分前までの騒がしさは全くない。
まるでどこかの任侠映画のような光景だ。
「今日一日で何か新しく分かったことはあるか?おれはない」
将がグラスに口づけ、シュリがかんざしを頭からはずした。
それが今の質問に対する"否"を示すことを実は悟った。
「先日雷門に飛ばされてきた黒刀に関わる爆弾情報を手に入れて参りました」
これを。
オリビアは買い取ってきたあのぼろい本を差し出し…いや、頭上に投げた。
「隅々まで赤裸々に書かれておるのです。どなたかの謝罪文とでも言いましょうか」
「見せてみろ」
実は投げられた文書を逃さずキャッチした。
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