二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: バカとテストと召喚獣 二次(?) ( No.40 )
日時: 2012/09/02 22:44
名前: F (ID: pK07DWyY)

「すみません、ありがとうございます」
「いえいえ」
いや〜やっぱり姫路さんはいい人だ。
「姫路さんって優しいね」
僕も心からそう思う。
「そ、そんな....」
「今だから言うけど、僕、初めて会う前から君のことを好き—って痛ぁぁ!」
ちなみにこの時、僕が逆海老反りの刑にしていた。
ふぅ〜危ない危ない。
そして小声で明久に言う。
(明久、今振られると弁当の話はなくなるぞ)
(そうか、ありがとう一騎)
ふぅ〜ギリギリ回避。
「好き—何ですか!?」
なぜか姫路さんの押しが強い。
まずい!!
「—にしたいと思ってました」
....は?
「明久。それでは欲望をカミングアウトしたただの変態じゃぞ」
「HAHAHAHAHA、明久は面白いことを言うなぁ(ギリギリ)」
「痛い痛い!!」
「さて、話がかなりそれたな。試験召喚戦争に戻ろう」
そういえば、そうだった。
僕は逆海老反りの刑をといて、明久を自由にする。
「雄二。一つ気になっていたんじゃが、どうしてDクラスなのじゃ?
勝負に出るならAクラス、段階を踏むならEクラスじゃろうに」
「そういえば、たしかにそうですね」
「まぁな。当然考えがあってのことだ」
雄二がうなづく。
「どんな考えですか?」
「いろいろと理由はあるんだが、とりあえず、Eクラスを攻めない理由は簡単だ。戦うまでもない相手だからな」
「え?でもボクらよりクラスは上だよ?」
ごもっとも、明久。
「ま、振り分け試験の時点ではたしかに向こうが強かったかもしれないな。けど、実際のところは違う。お前の周りにいる面子をよく見てみろ」
「えっーと」
雄二の言うとおり周りを見渡している明久。
「美少女2人とバカが3人とムッツリは1人いるね」
「誰が美少女だ!?」
「「ええっ!?雄二が美少女で反応するの!?」
「......(ぽっ)」
「「ムッツリーニも!?」」
「まぁまぁ。落ち着くのじゃ、代表にムッツリーニ」
と、こちらは本物の美少女の秀吉。
「そ、そうだな」
「「......」」
「ま、要するにだ」
咳払いをしてから、会話を元に戻す雄二。
「姫路に問題がない以上、正面からぶつかり合っても、Eクラスには勝てる。Aクラスが目標の俺たちにとってEクラスと戦っても意味がない。
そして、初陣で慣れてない奴もいる。だからDクラスから行くんだ。
Aクラス打倒の作戦にも必要だしな」
「でも、それって、Dクラスに負けたら終わりなんじゃ?」
僕がそう問うと、
「負けるわけないさ。お前らが協力してくれるなら勝てる」
かなり強気の声。
「いいか、お前ら。ウチのクラスは—最強だ」
ふぅっ。こう言われると、信じるしかないじゃないか。
「いいわね。面白そうじゃない!」
「そうじゃな。Aクラスの連中を引きずり落としてやるかの」
「........(グッ)」
「が、頑張りますっ」
打倒Aクラスかぁ。
まぁ、勝てない可能性の方が高いよね。
でも...
勝てる可能性だってある!やってみなきゃ何も始まらない。
もう...何もしないで、後悔するのは嫌だから。
「そうか。それじゃ、作戦を説明しよう」
そう言って雄二は作戦を話しだした。