二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: バカとテストと召喚獣 二次(?) ( No.52 )
- 日時: 2012/09/11 21:50
- 名前: F (ID: pK07DWyY)
『Fクラス 織斑 一騎 vs Dクラス 金田 祐也
現国 12点 8点 』
ヤバイ、このままじゃ...
腹部の痛みで呻きながら、一気に剣を自分の体から引き抜く。が、
僕の召喚獣は、もう動けそうにない。
さて、どうしたものかな。
「サモン!」
なんと明久が召喚して助けてくれた。
相手は残り8点だったので、明久でも、倒せるだろう。
予想通り相手を倒した、明久が僕に聞いてきた。
「痛みは?どんな感じ?」
「死ぬほど痛い...」
どうやら明久はまだ、観察処分者仕様の召喚獣でダメージを受けたことはないらしい。
「なんか、腹の中をまるごとえぐられた感じの痛みだよ...」
「へ、へぇ...そうなんだ...」
と、そこでやっと援軍到達。
「大丈夫か、一騎」
「大丈夫、と言いたいところだけど、無理...」
「誰か、こいつを教室に連れて行ってくれ」
「僕が行くよ」
「あ、ありがと、雄二、明久...」
僕はここで退場。
あとはクラスのみんなの頑張りにかけるしかない。
僕はそんな気持ちを抱きつつ、気を失った。
...今何分かな。
時計を見ると約15分位気を失っていたみたいだ。
と、その時、
『Dクラス代表 平賀 源二 討ち死に』
「よし!」
どうやら勝ったみたいだ。
明久もこの教室にはいないみたいだし、ちょっと見に行きますかね。
そう思って、教室を出てDクラスへと向かう。
ついて見た光景は、雄二に手首を掴まれている明久だった。
そして、その手から、包丁がポトリと落ちる。
.....なにやってんの?アレ。
「なにやってんの?」
「あ、起きたんだ。ちょ、ちょっとね。」
本当にちょっとだったら、包丁が落ちることはないと思う。
それに雄二が『生爪』とか言ってたの聞こえてたし。
「ルールに則ってクラスを明け渡そう。ただ、今日はこんな時間だから、作業は明日でいいか?」
敗残の将か...かわいそうに見えるけど、まぁしょうがないので無視。
「いや、その必要はない」
「え、どうして?」
全然予想してない答えで疑問なんだろうな。明久。
だって、僕も疑問だし。
「Dクラスを奪う気はないからだ」
...........?
「どういうこと?せっかく新しい設備が手に入ったのに」
「あのな、俺たちの目標はどこだ?」
「ああ、そういうことね」
「雄二、どういうこと?」
どうやら、明久はわからないらしい。
「つまりだな、俺たちの目標はAクラスだ。これでもうわかったろう」
「ああ、そういうことね」
やっと明久が理解したようだ。
「全く、そんなだから、近所の中学生に『バカなお兄ちゃん』って呼ばれるんだ」
「そんな半端にリアルな嘘言わないでよ!!」
「おっと、近所の小学生だったか?」
「.....人違いです」
「明久...」
まさか、本当に言われたなんて...
「と、とにかくだ。Dクラスの設備には一切手を出さない。
代わりに、平賀、俺が指示したら窓の外にあるアレを動かなくしてもらいたい」
ふ〜ん室外機(Bクラスの)を壊す作戦か。どういうふうにするんだろ...?
そうこう考えるうちに、話が終わったようだ。
今度は姫路さんと雄二が話し始めた。
ま、いっか。