二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: バカとテストと召喚獣 二次(?) ( No.90 )
- 日時: 2012/09/30 20:40
- 名前: F (ID: pK07DWyY)
「「雄二っ!」」
「うん?どーした一騎と明久。脱走か?チョキでしばくぞ」
「話があるんだ」
代表して明久が言う。
「.....取り敢えず、聞こうか」
こっちがジョークに付き合ってられないことを察した雄二が真面目な顔で僕たちを見る。
「根本くんの着ている制服がほしい」
「....お前に何があったんだ」
まぁ、普通に考えると変態だけど、考えがわかるので何も言わない。
「ああ、いや、その。えーっと....」
明久が慌てている。
別に言い直さなくたっていいと思うけどな。
「まぁ、いいだろう。勝利の暁にはそのくらいなんとかしてやろう」
さて、明久はちゃんと許可もらったし、僕は自分のことをちゃんとやらないと。
「で、それだけか?」
「それと、姫路さんを戦線から外して欲しい」
「理由は?」
「理由は言えない」
明久が雄二と話している。大事なことは明久が言ってくれるだろう。
そう思いながら、自分の手をテーピングでぐるぐる巻きにしていく。
「頼む、雄二!」
「...条件がある」
「条件?」
「姫路が担う予定だった役割をお前がやるんだ。どうやってもいい。必ず成功させろ」
「もちろんやってみせる!絶対に成功させるさ!」
「いい返事だ」
「それで、僕は何をしたらいい?」
「タイミングを見計らって奇襲をかけろ。科目はなんでもいい」
「みんなのフォローは?」
「ない。しかも、Bクラス教室の出入り口は今の状態のままだ」
「.....難しいことを言ってくれるね」
テーピングで右手の拳をぐるぐる巻きにし、話に加わる。
「もし、失敗したら?」
「失敗するな。必ず成功させろ」
これは、失敗=敗北と見ても間違いなさそうだ。
「それじゃ、うまくやれよ」
「え、どこかいくの?」
「Dクラスに指示を出してくる。例の件でな」
さて、明久と僕でBクラスに奇襲か。
かなり難しい。
「明久、お前は確かに点数は低いが、秀吉やムッツリーニのようにお前にも秀でている部分がある。だから俺はお前を信頼している」
「....雄二」
「うまくやれ。計画に変更はない」
そこから明久が少し考え込んでいた。
「.....あ」
ん?明久が何か思いついたようだ。
「....痛そうだよなぁ」
「明久、何か思いついたの?」
「.....うん。.....よっしゃ!あの外道に目にもの見せてやる!」
覚悟、決めたみたいだ。
やろうとしていることは明久の行ったことからわかった。
「美波!武藤くんも君島くんも協力してくれ!」
明久が補給テスト中の3人に声をかける。
「どうしたの?」
「何か用か?」
「補給テストがあるんだけど」
「補給テストは中断。その代わり、僕に協力してほしい。この戦争の鍵を握る大切な役割なんだ」
「....随分とマシな話みたいね」
「うん。ここからは冗談抜きだ」
「何をすればいいの?」
「僕と召喚獣で勝負して欲しい」