二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: バカとテストと召喚獣 二次(?) ( No.98 )
日時: 2012/10/22 17:00
名前: F (ID: pK07DWyY)

〜〜〜1年前〜〜〜

「まだかな、まだかな〜♪」
僕は、姉の帰りを今か今かと待ち続けていた。
姉はかなり頭が良く、今は海外のハーバード大学というところに通っている。そのため、姉だけ海外ぐらしで、全然会えない。
ところが、昨日卒業式を終えたため、今日帰ってくるのである。
「ただいま〜ってキャッ!」
「お帰り〜!」
いきなり姉に飛びつく僕。
「もう、一騎は詩音にばっかなついて」
お母さんの声。
ちなみに詩音とは僕の姉の名前。
「よし、帰ってきたか」
父さんの声。
「じゃ、出かけるか」
姉の卒業祝いに今日は、外食をすることになっていた。
「ほんと!?やった!ここまで長かったからお腹ペコペコなんだ」
姉が言う。
「よし、行くよ〜」
財布を持ち、出かける準備ができた母さんが言う。
実は
僕も父さんもできているため、
「お姉ちゃん、早く早く〜」
姉を急かした。
そして、10分後、姉が降りてくる。
そして、出かけていった。
お父さんがお酒を飲めるように、歩きで。
もうこの家には帰って来れないと知らずに。




〜〜〜2時間後〜〜〜
「も、もうお腹いっぱい....」
苦しそうな声をだす僕。
姉も親もまだ食べ続けている。
皆すごい胃をしているなと思う。
特に姉、一応女の子なのに。
さらに10分後。皆がようやく満足し、店を出ていく。
そして、帰路。
5分ほど歩いて、信号待ちしているときに僕は気づいた。
「あれ、あのトラック、ちょっとおかしくない?」
まだ、100mくらいあるだろうか。こっちに向かってきてるトラック、だれも載ってないように見えるけど...。
「見間違いだよ」
姉が言う。
そうかなあ...って
「あのトラック、やっぱり誰も載ってない!スピード上がってきてる!」
これ、そのままきたら、轢かれるじゃないか!
でも、もう遅かった。
そのままトラックは僕たちに突進してきた。
強い衝撃のあと、僕は意識がなくなった。




「ん、んう...」
「先生!患者の意識が戻りました!」
患者?先生?何を言ってるんだろ...
「君?大丈夫か?まず自分の名前を言ってみて」
「えーっと僕の名前は織斑 一騎——」
そこでようやくすべての記憶が戻ってくる。
「お姉ちゃん?おねえちゃんは!?お母さん!お父さん!」
皆は?どうなったの?
そこで、医師の人が僕の肩をがっちり掴んでいう。
「君には、本当に辛いと思うが言うよ?
君の家族は、全員、もう、死んでしまった...」
「うそ...でしょ!ねえ、嘘なんですよね、そうなんですよね.嘘なんですよね!?」
「誠に残念ながら...]
その瞬間、僕は大声で泣き叫んだ。
その時、医師の人が僕の肩をがっちりつかみ、
「君の家族はもう死んでしまったが、君の中に全員いるよ。
例えば左腕、肩から先はおねえちゃんのだ」
そのあとの事は、とにかく泣き喚いていたため、全然覚えていない。

そして、リハビリを終えて、学校に帰ったとき、そこにもう僕の居場所はなかった。



ここで一旦きり、みんなの反応を確認する。
皆暗く沈んだ表情をしていた。


「僕の、机には、大きく『消えろ』って彫ってあった。何が起きたのかわからず、仲の良かった友達に聞いても、何も答えてくれない。
そうして、聞いて言って、一番仲の良かった友達に聞いた。
そしたら、『竹原先生って言ったっけ、あの先生が、一騎の悪い噂、言いふらしてるんだよ、親を殺したって』って言われた。
そのあと、泣きながら、家に帰ってみた。
そしたら、僕の家は、中の物、全て売られていた。家の中は、蛻の殻だった。あとで聞いたけど、全部、竹原っていう教師の仕業だって...」


「そして、僕は拒絶反応という時限爆弾付きの体になってしまった。
ここで、話は終わりだよ」