二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【スマブラX小説】The Promise ( No.115 )
日時: 2012/12/13 23:28
名前: SHAKUSYA ◆fnwGhcGHos (ID: 4HUso7p7)
参照: 第三篇/Like Wolf or Like Me? (泣き虫の傲慢)

 「ごめんなさい、そう言う意味じゃなくって。あの、コントローラーの奴」
 それでもしばらく答えはなく、マリオは私の方を凄絶な色の眼で睨みつけながらゆっくりと構えを解き、それからようやく安堵の溜息を交えた声を投げ返してきた。
 「嗚呼、そっちだったのか——ああもう、シンゾーが止まるかと思ったよ。ミケーレにさんっざん新薬の実験だって言われてヒドい目に遭ってきたから、すっかりそう言うのが苦手になっちゃってさ……それならきっと大丈夫、明日の午後は特に何もないよ」
 図書室においで、と歩きながら言う彼に、問いが一つ。
 「図書室って何処ですか?」
 「屋敷の五階にあるよ。入り口でキノピオたちに受信機の裏を見せたら良い」
 さらりと言い流されたが、私は思わず目を見開いていた。メンバーだけかと思いきや、キノピオもいるのかこの屋敷。総計したら何人くらいこの屋敷には住んでいるのだろう。ちょっと興味も湧いたけれども、多分六十人と言わず人がいるだろうと考えて、なえた。
 後は何も言わず、後ろについて歩く。すると彼は玄関でなく、南に一面取られた窓の方に向かっていった。ドクターも同じところから出入りするのを一度見たが、マリオもそうなのかやっぱり。
 こつこつ、と指先で控えめにガラスを叩く。全く同じ動作だ。程度の差があるかもしれないけど、結局のところやってることは同じなのだ。性格は別として容姿といい挙動といい、ドクターとマリオの続柄は一体。
 ——もしやクローンか? クローンなのか?
 「開けてくれー」
 言ってることも同じだよこのヒゲ……。

To be continued...

スマブラメンバーの屋敷にはキノピオが結構います。
第二章ではまだ出てきませんが、キノピオ達も喋るので一応覚えといてください。

医者のヒゲと配管工のヒゲの違い?
……出番の数ですかねぇ?