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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 金魚すくい ( No.37 )
- 日時: 2012/09/14 20:08
- 名前: 兎欠 (ID: vj3b3W/M)
- 参照: http://nanos.jp/zotbox77/
01. 大嫌い宣言
前方を歩く、巨体の男集団。
奴らは雪の積もる秋田県、陽泉高校の男子バスケ部
平均身長197cm、私との身長差は50cmもある。
「あ、原ちんだあ〜」
一番デカくて面倒な奴がお菓子をボリバリしながら向かってくる。
やめろ、てか近づくな食べカス付くだろ馬鹿!
案の定そいつはお菓子を持った手で私の頭を撫でてきやがった。
「あつし馬鹿、手汚い触んな」
「ひどい〜」
ぺしっと紫原敦の手を叩くとあつしは何でもない様な顔をしてまたお菓子をボリバリ食べだす。
こいつ、私の2学年下の癖にタメ口だし。直せって言ったのに。
「原田、お前ほんと紫原に好かれてんなー」
「誰お前」
「おまっ・・・」
同じクラスの福井くんを睨みつけながらあつしの持ってるお菓子を1つ奪う。
あつしは「あ〜」と恨めしそうな声を発したが、気にせず私もバリボリ食べる。
なにこれ美味い。え、美味っ
手にあるうまい棒の袋を見ると、「納豆プリン味」と書いてあって全力で噴きそうになった。
美味いけど・・・!美味いけどなんでこの組み合わせ・・・!!
「あつしこんなレアなうまい棒どこで買うの」
「室ちんがくれたやつだから分かんない」
氷室を見ると奴も私を見ていて、見てくるから見返した。
図体ばっかりデカい野郎だ氷室は。
ばーかばーかチビだって得する事くらいありますよーだ
デカいと邪魔扱いされるだけだからね、ぷぷぷーっ
「金魚ちゃんって、小さいと高い所にあるもの取れなくて大変だろ?」
は?
私、こいつ、・・・・・・大っ嫌い!!!
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