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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 鬼灯 ( No.40 )
- 日時: 2012/09/16 16:54
- 名前: 兎欠 (ID: vj3b3W/M)
- 参照: http://nanos.jp/zotbox77/
01. 謝りキノコは毒キノコ
「真海、ちょお悪いけど桜井なんとかしてくれへん?」
翔一がボールを抱えながら困ったように言い放った。
・・・またか。
「やーだ、さつきにでも頼めばいいでしょ」
「あいつは青峰の御守やからあかんねんて!」
「じゃあ自分でやれ!」
「嫌よ嫌よも好きのう・・・へぶっ」
飲料水の入ったボトルを抱えていた分全部まとめて投げつけた。
なにが好きの内だって?
謝り癖で面倒な桜井を、どう好きになれと言うの?
別に嫌いなわけでは無いけれど、好きでもない。
桜井くんが近くにいると苛々した。
だから私はあの子の御守りはイヤ、死んでもイヤ。
「スミマセンっ!そのっ・・・本当生きててすみません!!」
「あー煩い煩い!謝るな!うざい、うっとうしい、キモイ!!」
「すみません!!」
「だから謝るなっつってんだろ!」
桜井を蹴り飛ばすが、それでもなお謝り続ける桜井にさっき翔一めがけて投げたボトルを拾って投げる。
気に食わない。桜井のことなにもかも気に入らない
苛々すんの、謝んなって言っても謝るバカな奴。
でもこいつのお陰で青峰大輝のいる時の空気が少し和らぐのは、認めてやる。
・・・だからって調子に乗るなよこの謝り毒キノコ野郎め。
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