二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

灰色 ( No.42 )
日時: 2012/09/18 19:37
名前: 兎欠 (ID: vj3b3W/M)
参照: http://nanos.jp/zotbox77/

26. 残酷で、美しいきみ




知ってしまったのは、気づいてしまったのは、



ただどうしようもなく俺は君がすきで

でもそれは君の迷惑なのかもしれないという事。



何故か声もなく涙する君は、無表情で、でも美しくて。





すきだけれど、


伝わらない距離は昔と全然変わってない




不協和音として俺の中に響く悲しみと、痛みを、きっと君は知らない。


「しんたろ・・・」



あまつさえ、愛しそうな声であいつの名前を呼ぶから。






もういっそ、手放してしまおうか

俺が、泣いてしまったらいいだろうか



痛い痛いいたいイタイ




どこが?


ぜんぶぜんぶ




心が八つ裂きにされたみたいに。








もう、君のことで悩むのは、疲れた。