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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 灰色 ( No.53 )
- 日時: 2012/10/23 23:47
- 名前: 兎欠 (ID: vj3b3W/M)
- 参照: http://nanos.jp/zotbox77/
35. パンドラにしまい込んだ過去
黄瀬は昨日の昼まで映画の撮影とやらで沖縄へロケへ行っていたらしい。
正直どうでもいいけれど、笠松さんが相当ストレス溜まってるみたいだし面白くなりそうだ。
そんな事を考える俺って、すごく極悪人かもしれねーよな。
でも笠松さんだって本当は黄瀬を誰より可愛がってるし、俺だって黄瀬は嫌いじゃない。
だから笑って過ごせる仲間って大切だよなって今更思うわけ
振り返れば高校時代、そんなゆとりは何処にあった?
バスケ、バスケ、バスケ。
まあ、よく考えれば今とそんな変わんねーけどさ
相変わらずバスケは続けているし、楽しくないとか思わない日がないわけだ。
だがしかし。
「三花っち、いたんすか!?」
「居ましたよ!」
「忍になれるっすよ三花っち!!」
「なりません!いいから黄瀬さんは早く着替えて来てください!」
糸瀬三花
今年入学したばかりでバスケ部のマネージャー。
短い髪をサラサラとなびかせる茶髪
あろうものか、見入ってしまうのは別に意味なんてない。
——苦手なタイプだ。
糸瀬を見ると、思い出す。
いつって、
あの頃を。
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