二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

【研究の途中経過】 ( No.1 )
日時: 2012/08/31 09:31
名前: 黒狼架蒼月 (ID: DkN/A4kL)
参照: 懲りずにまたまた作成しちまったよ俺…orz

*月×日 (△)曜日
〝聖帝の部下である牙山に〝兵器〟を造り出すよう命じられてから数日経つがまだ完成していない。
材料は酸素・炭素・水素・窒素、水銀やクロム等クローン人間が作れる材料は全て取り揃えてある。
だが、肉体があっても力がなければ意味が無いのだ。そのまま造ってしまえば只の普通の人間と変わらない。
如何すれば良いのだろうか…〟

*月×日 (△▼)曜日
〝其の日、実験室の入り口近くに見知らぬ男が佇んでいた。
黒いスーツを着、不健康そうな肌色をした青色の髪が特徴的な男は『研崎』と名乗ってきた。
用件を聞けばソイツはアタッシュケースから妖しく光る紫の石を取り出し、私に手渡してきた。
〝貴方方の実験に必要なモノです。是非使ってみてはいかがですか?〟と言い残し去っていった。
あの男が言うには、この石は何かの力を秘めているらしい〟

*月×日 (◆)曜日
〝もっと他に良い材料は無いのかと棚や机の中を漁っていたら、随分と古いファイルを見つけたので開いてみれば
何と一枚ずつ『銀座宮』、『久雲』等、名前・顔写真が載せられており、能力が詳細に書かれてあった。
調べてみれば『白竜』・『シュウ』の二名は究極を越えるほど優れたエリート選手だったらしい。
どうすればこいつ等の様な兵器が造れるか考えて考えて、そして遂に思いついた。
一般校・名門校のサッカー部の中から優れた選手DNAを抽出すれば良いと。
そいつ等から搾り取ったDNAを使えば完璧な兵器を造り出す事が出来ると〟

*月×日 (○)曜日
〝私は聖帝に取り寄せてもらった選手データを調べ上げ、そして見つけた。材料に見合った選手が。
最初の人物はあのフィフスセクターを設立した千宮寺大悟の息子であり父親のカリスマ性を受け継いだゴールキーパー『千宮寺大和』に
イシドシュウジが自ら育て上げた神の申し子と呼ばれし『黒裂真命』。
他にもいる。10年に一人の天才ストライカーの『雨宮太陽』に秘めた才能を持つ『雪村豹牙』、
元雷門だが逆境に弱く諦めかけていた月山のメンバーを立ち直らせた『南沢篤志』に無失点記録を持つ『雅野麗一』、そうそう、脅威のディフェンダーの『龍崎皇児』も忘れずに。
…雷門の選手にも優れた奴は………いた。
〝神のタクト〟でパスルートを導き出すゲームメイカーの『神童拓人』に元シードでありながら強力なシュートを放つ『剣城京介』。
あと一人は………一年生ながらホーリーロード優勝へ導いた『松風天馬』。確か新雲戦のピンチ時に化身を進化させたんだったな。
あの子供のDNAは化身を強化するのに必要だ。
さてさて、どう搾り取ってやろうか〟

*月×日 (○○)曜日
〝優れた素材を探そうと街へ出向いた時偶然耳にした雷門生徒の言葉
『3日後、血液検査が行われるんだって〜』
これは良い機会だと思った。松風天馬や神童拓人、剣城京介は雷門中出身だからな。
私は早速三日後の血液検査に向けての準備を行う事にした〟

*月×日 (***)曜日
〝血液検査当日、私は早く雷門に先回りし検査を行った。
私が欲しいのは標的の3人だけだ。残りは捨ててしまえばいい。…まぁ一応サッカー部の奴等全員の血液は残しておくが、な。
他校の血液検査は他の研究員が行っている筈だ。
明日はいよいよ〝兵器〟を造り出せる。聖帝の目的を果たす為、完璧な〝兵器〟を造り上げるんだ。
嗚呼、明日が楽しみで今夜は眠れなくなるだろう〟