二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- ♯続き ( No.2 )
- 日時: 2012/08/31 10:24
- 名前: 黒狼架蒼月 (ID: DkN/A4kL)
- 参照: 懲りずにまたまた作成しちまったよ俺…orz
*月×日 (oiuofldf)曜日
〝造り始めてもう2,3週間経つが中々上手くいかない。
やはりまだ材料が足りてなかったのか、と諦めかけた其の時だった。
小さいがドクン、ドクン、と心臓が鼓動する音が聞こえ、豆粒ほどの小さな若干白っぽい肌色の種が存在していた。
実験は成功したのだ。しかし喜ぶのはまだ早い。
種が滅びないうちに栄耀を与えてやらなければ…。
種は水や太陽の光、肥えた土の御陰で美しく綺麗な花を咲かす。花が咲いても水をやらなければ美しく保てず枯れてしまう。それと一緒だ。
私は急いで種に無数のコードを繋ぎ、今まで集めた優れたDNAを流し込み摂取させた〟
*月×日 (*khkxufodsf)曜日
〝DNAを流し込んでから三日経つが、今種はどうなっているのだろうか。
まだ種のままなのか。それとも芽吹き蕾の段階まで成長しているのだろうか。
不安に襲われながらも恐る恐る覗いてみれば何時の間にか種は美しい花へと成長していた。
此れは驚いた。何の変哲も無い只の小さい肉の塊がたった三日で麗しい少年へと変形したのだ。
少年はまだカプセルの中で眠り続けている。
今の内に人造兵器についてのレポートを纏めておこうと思ったが長くなりそうなのでせめて兵器名だけでも記しておこうと思う〟
【少年型人造兵器/name:Zero—XXX667(通称:ゼクロ)】
*月×日 (ruzpeujcndjxfo;cie)曜日
〝漸くゼクロは目を覚ました。
ゼクロは私を凝視しながらこう言った。
『俺、誰だ。御前、誰だ。何故、俺、此処に、居る』
造られたばかりなのか途切れ途切れで話すゼクロ。
『出せ。此処から。出さないと…』
そう言ってゼクロは思い切り足を振り上げればカプセルの硝子が砕け散り中の液体が勢いよく外に流れ出した。
此れだ。此れなら聖帝の目的を果たせられる。ゴッドエデン教官達を満足させる事が出来る…!
ゼクロに私は敵じゃない事とフィフスセクターについてを教え込んだ。
『サッカー、管理されるべきモノ、なのか』
思ったより飲み込みが早かったようだ。ではこの調子で我等の目的を話すとしよう。
『雷門。俺らの。敵。潰す。倒す』
実験は成功だと確信した私は心の中で笑った。
よし、明日はゼクロの実力をはからせてもらおうか。ゼクロがどれほど目的に見合った力を持っているのかをな〟