二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 黒子のバスケ 〜兄弟姉妹〜  ( No.330 )
日時: 2012/12/26 21:25
名前: 茅 (ID: .A9ocBGM)


第22Q 「勝負は決まったようなもん」

涼「そろそろあきらめた方がいいっすよ!水蓮!もう、勝負は決まったようなもんすからね!」

水「・・・」

涼「水蓮?」

涼太が話しかけても、水蓮はなんの反応もしない

と思ったら

水「・・・ふっ、そうだね、涼兄、勝負は決まったようなもんだよね〜!まっ、勝つのは私だけどね」

いきなり微笑み始めたかと思ったら、水蓮は見たこともないような顔で、威圧感があって獲物を見つけた獣のような目で涼太、そして今涼太にドリブルされているボールを見つめた

涼太が何か異変に感じたが、それはもう遅かった

だって、いつの間にか手元にあったボールが奪われ、今は妹の手によってドリブルされていたからだ

この事にみんなはすごく驚いていた
でも、もちろん一番驚いていたのは対戦相手で兄でもある涼太だった

たとえ、バスケに最近関わって他のキセキ達よりは弱くっても、それでも一応は強い自分が小六の女の子、しかも自分の妹にボールを奪われるなんて夢にも思わない

そして、驚いていない奴もいた

それは太陽と赤司だ
赤司は少しは驚いたけどすぐにいつものポーかフェイスに戻り、そしてにやりと笑ってから太陽に言った

赤「太陽さん、これはあなたが?」

陽「・・・へえ〜、さすが征十郎、よく分かったな」

いきなり振られて少々驚いた太陽だったがすぐにいつもの調子で赤司に言った

赤「なめないでくださいよ、こうなる事を最初から分かっていたのでしょう?」

陽「ふっ、やっぱおまえには敵わねえな〜、別に秘密にしてた訳じゃないんだけどさ、俺、ちょくちょく水蓮にバスケ教えてたんだよ」

赤以外『ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ—————!!!??』

今まで何気に二人の話を聞いていた皆が一斉に声をあげて驚く

陽「(ビクッ)なんだよ皆、聞いてたのかよ」

太陽は皆に聞いたがそれにこたえる者はだれもいなかった

輝「今はんなことどうでもいいんだよ兄貴!それよりどういう事だ!?」

黒「なるほど、だからさっきあんな事を」

大輝は太陽を問い詰めてるし黒子は一人でさっきの言葉の意味に納得していた

陽「いや、ただ水蓮がわたしにもバスケを教えてほしい!って言ってきたから時々教えてただけだからな〜」

緑「だけだからな〜って簡単にまとめすぎなのだよ」

太陽の言葉に対しさりげなくツッコム緑間

赤「まあ、詳しい事を聞くのは後にして、今は試合を見よう。面白くなった来たぞ」

今ここで、水蓮の反撃が始まる