二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 黒子のバスケ 〜兄弟姉妹〜 ( No.53 )
- 日時: 2012/09/17 11:07
- 名前: 茅 (ID: nq7vYh80)
第6Q 「いや、なんか、寒気が・・・」
水「はあ、しかたない、これも今後の為だもんね!行くか!」
柊「おお!水蓮!お前も二年生組か!?よろしくな!!」
そう声をかけてきたのは、同じクラスの坂井柊。どうやら同じ班になったみたいだ。
水「それじゃあ、柊も?こっちこそよろしく!」
ニコッ
柊「/////」
水「?」
一瞬柊の顔が赤くなったと思うんだけど、気のせいかな?
柊「一人じゃあ、つまんねえし、一緒に行こうぜ!」
まあ、別に断る理由もないし
水「いいよ!」
簡単に承諾した。
柊「そういえば、お前の兄ちゃんも二年生だったよな!じゃあ、まずはそこのクラスに行こうぜ!」
水「いや!ちょっとまって!」
勢いで言っちゃったけど、よくよく考えてみれば、遅かれ早かれ行くことになるんだし・・・
柊「どうした?」
水「あっ、い、いや、なんでもない。それじゃあ、行こっか!」
そう言いながら、最初はためらってた水蓮の方が先に歩きだした。
柊「あ、うん、って、ちょっと待てよ!」
柊もちょっと文句を言いながら、水蓮の後を追いかけていく。
〜涼太達がいるクラス〜
水「さっ、入ろう!」
柊「ああ」
ガラッ
水「静かにね!」
柊「わかってるよ!」
二人はひそひそに会話している。
ー水蓮sideー
そういえば、涼兄の他に、真君とさっちゃんもこのクラスに居たね!
あっ、三人とも居た!熱心に勉強してるな〜!
そう言っている、水蓮は三人より年下なのに、まるで、お母さんみたいな気持ちになった。
先生「それじゃあ、この問題、黄瀬、解いてみろ!」
涼「はいっス!」
あっ、涼兄がさされた!
柊「あの人がお前の兄ちゃんか?」
水「えっ!う、うん!ていうか、なんで知ってんの!?」
まさか、さっきの声に出てたとか!ああ〜、恥ずかしい!
心の中で色々考えて、焦っている水蓮
柊「いや、黄瀬って、珍しい名字だし、お前と同じ金髪だし」
水「あ、あ〜、そうなんだ!」
なんだ、焦って損した!
そんな事を喋っている間に、涼太はすらすらと問題を解いていった。
柊「お前の兄ちゃんすげーな!頭もいいし、バスケもうまいって話だし、めちゃめちゃかっこいいな!!」
柊に涼太の事を褒められた水蓮は、まるで自分が褒められたみたいにうれしくなった。
水「そ、そんな事ないよ、でも、ありがとう!!涼兄の事、褒めてくれて!涼兄も聞いたらきっと喜ぶよ!」
二人はとても楽しそうに喋っていたが
柊「ひっ!!」
柊が突然小さい悲鳴をあげた。
水「どうしたの?」
柊「いや、なんか、寒気が・・・」
そう言っている柊の体はほんの少し震えていた。
水「大丈夫?」
水蓮は心配そうに聞く。
柊「大丈夫だよ!たぶん、気のせいだと思うから!」
笑顔で答える柊。
水「それなら、いいんだけど」
それでも、ちょっと心配そうな顔をしてる水蓮。
だけど、寒気は気のせいなんかじゃなく、二人が仲よさそうに喋っているところを見た、涼太からの殺気だったのである。
その事を知っているのは、涼太が極度のシスコンだって事を知っている緑間とさつきだけだった。
桃/緑[あの子/あいつ、/かわいそうに。/かわいそうなのだよ。]
と二人は秘かに心の中で思っていた