二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 黒子のバスケ 〜兄弟姉妹〜 ( No.71 )
日時: 2012/09/30 13:32
名前: 茅 (ID: nq7vYh80)


第8Q 「どういう関係なんすか!?」

柊「あの〜、お兄さん?」
と、柊は睨まれながらも、やんわりと聞いた。

涼「・・・・すか?」

柊「っえ?」

涼「あんた、誰なんすか!!?水蓮とはどういう関係なんすか!!?」
涼太は今度こそはっきりと、柊に向かって怒鳴った。

柊「えっと、坂井柊です。水蓮とはクラスメイトで「ただの友達よ!!」・・・、そうです」

水蓮にはっきりただの友達って言われて、少々落ち込む柊。
そんな、柊をみて、結構感の鋭いさつきと緑間は柊の気持ちに気付く。そして、いつもは馬鹿でも、シスコンになった涼太も水蓮の事になると鋭くなるから、その気持ちに気付いた。

水「だから、友達に怒鳴らないでよね、涼兄!!」
と、柊の気持ちにちょびっとも気付いていない水蓮が涼太に言い放つ。

涼「だって、授業中、ずっと二人が仲よさそうに喋りあってたんスよ!それに水蓮は友達だと思っていても、坂井はそうは思ってないかもしれないじゃないスか!」
涼太は最初は落ち込んでいたけれども、後になって、柊に挑発的な目を向けた。

柊「そんな事ないです!俺は水蓮の事、友達だと思ってますよ!!」
今まで、黙っていた柊が耐えかねたように涼太に言い放つ。

水「ほら、柊も私の事、友達って「水蓮は黙ってるっス!これは男同士の戦いっす!」はあ!?」
涼太の言葉を聞いた水蓮はあきれも含んだ驚き声をあげた。

涼「坂井、さっきの言葉は本心なのか?他にはもう水蓮に対する感情はないんスか!?」

柊「!そ、それは・・・」
涼太の言葉を聞いた柊は少し焦った。

涼「どうなんすか!?」
と、涼太はさらに柊を追い詰めるが

ここで、やっと柊にとっての救世主?が現れた。

緑「いい加減にするのだよ!」
ゴンッ

緑間が涼太にげんこつを喰らわせた。

涼「てえー、何するんスか!?緑間っち!」
涼太は痛さをこらえながら緑間に聞いた。

緑「それはこっちのセリフなのだよ!シスコンもいい加減にするのだよ!これ以上やったら、赤司にお前が小学生いじめてたって言うぞ!」

涼「なっ、そんなことしてないっすよ!ね!桃っち!」
涼太はさつきに救いの目線を求めたが

桃「ごめんね、黄瀬君、今回は私もミドリンと同じ意見!いい加減やめなよ!」

失敗した

水「そうだよ!涼兄!いい加減しつこい!」
水蓮にまで言われ、完全に孤立した涼太だがまだあきらめていなかった。

涼「もういいっすよ!例え何があっても、俺はこいつから本心を「キーンコーンカーンコーン」え!?」

どうやら、もう休み時間は終わったらしい。

緑「むっ、ベルだ、黄瀬、教室に戻るぞ!」

桃「黄瀬君、行こう、次の授業始まっちゃうよ!」

緑間とさつきは先に教室に向かってそのあとに涼太もついていったが、去り際に何ともべたなセリフを言い残したのだ。

「坂井!覚えてるっすよ!勝負はまだついてないんスから!」

言われた柊と聞いていた水蓮は

((何の勝負!?))

と、思っていた。

この勝負?、柊の勝ち!

かな・・・