二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ボカロ】 Bad ∞ End ∞ Night ( No.11 )
日時: 2012/09/30 17:40
名前: 藍執事 (ID: ULeWPiDO)

4頁

「お客様」
「ふ、ぁ?」
「もう少しで深夜になります・・・・・・。お部屋へどうぞ」
「あ、ありがとうございますっ」

ミクは椅子から立ち上がる。
どうやらパーティーの後眠っていたらしい。

ミクは立ち上がる。すると、樂が静かに声をかけた。
「ご案内いたします、さぁこちらへ」

ホールを出るとあたりは静まり、真っ暗だった。
コツコツという二人分の足音と、樂のもつ蝋燭の火が揺れる、揺れる——。

「あ、あの・・・」ミクは小さく問い出した。
「どうかいたしましたか?」
「お片づけ、早いんですね」

ミクは先ほどから気に掛かっていた。
あんなに多くのテーブル、料理、蝋燭・・・・
見た所では執事とメイドしか使用人が居ないようだが、
どうやって片付けたのだろうか?

「お褒めに預かり感謝いたします」
樂は静かに微笑する。
ミクはまた新たに問い出した。
「こんなに広いお屋敷に、貴方達(7人)で住んでいらっしゃるんですか?」
「・・・・・」

樂は黙ったまま。
答えない。
どこかまずいのだろうか。

そして廊下を突きぬけ、ドアを開けると、
「・・・・お部屋に着きましたよ」
それだけ言って、去っていった。