二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ボカロ】 Bad ∞ End ∞ Night ( No.21 )
日時: 2012/10/19 18:11
名前: 藍執事 (ID: ULeWPiDO)

12頁

白黒で巻き戻る時計、割れたグラスが形を戻していく——。





「この光は・・・?」
雨が降っているため、月は殆ど見えない。

ミクはとりあえず雨宿りさせてもらおうと灯りのほうへと向かった。

光の先には、黒い霧、暗い木々に囲まれた不気味な洋館。
何故こんなところに、と不審に思いつつ、ミクは扉のほうへ歩み寄った。

壊れかけた扉を叩き、光がついているので人が居ることを祈り、尋ねた。
「誰かいませんか」

すると、キィィ・・・という音を立ててほんの数センチ、僅かに扉が開いた。
「おやおや、お困りですか?」


今宵もまた始まる Bad ∞ End ∞ Night 。



*


「今宵は良い舞台でした・・・・・」
『謎の影』のフードがばさりと落ちる。

執事にそっくりな外見。
だが、『彼女』は女性だ。

「樂、中々上手にシナリオを書くようになったのね・・・」


〜Fin〜