二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ボカロ】 Bad ∞ End ∞ Night(完結) ( No.62 )
日時: 2013/01/14 13:13
名前: 藍執事 (ID: ULeWPiDO)
参照: 明治時代とか全く関係ないです←



「始音将軍」
「美紅!よく来たね、こっちさ」
町の役所に着くと、先ほど彼女——美紅を呼び出した青年が居る。

青年の名は始音海。将軍である。

役所内の椅子に腰掛けている彼の前の席に座ると、
「政府の話・・・、知ってるかい?」
と突然彼は切り出した。

「へ?なんの話?海兄」
「急激に始まった西洋建築改革のことだよ」
「ああ、あの・・・ハイカラ革命」
聴きなれない言葉を耳にする。

「はぁ?」
「急激に変わってった物だからさ、皆そう呼んでるんだよ」
美紅はため息をついて大きく伸びをしながらいう。

「まったくさぁ、政府は国民の声を聞いてくれないって、皆言ってるんだ。
この前も災害起きたばっかりで財産失くした人もいっぱいいるのに・・・」

「あんた達、辛気臭い顔して何話してるんだい?」
「てっ」
頭にがんっと一突きくらった海が机に沈む。
「あっ・・・メイコさん!」

赤茶色に見える髪の女性が、久しぶりーと美紅に手を上げていた。