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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ボカロ】 Bad ∞ End ∞ Night(修正中) ( No.74 )
- 日時: 2013/02/28 18:50
- 名前: 藍執事 (ID: ULeWPiDO)
1頁
浅い眠りから目を覚ますと私はいつも其処を歩いていた。
スポットライトが照らすのは狂気の館への一本道。
響くカーテンコール。
やむことのない喝采。
この舞台は拍手がやむまで終わらないのでしょう・・・
さぁ、見届けましょう・・・・・・?
1,2,3で、始まる今夜の舞台
*
濡れた枯葉の地面を踏みしめる足取りは、少し重いような気がする。
とある村の娘は、胸に抱えた一枚の手紙をもう一度見やり、名を確認する。
『Dear Ms Mikua』
名前は合っている。
数日前のことだ。
急に平凡な変哲の無い自分に届いた手紙——、否、招待状。
美しい文字の羅列が並んでいるが、差出人不明。
何故急に届いたのだろうか。そして差出人は?
———分からない。
正直言ってしまうと、気味が悪いような気もした。
それでも、好奇心も半分。
まぁ、迷ったら帰れるだろう。
そんな軽い気分で、案内された道を歩んでいたのだが、
道に迷ったのである。
結構森の深いところまで迷ってきてしまったらしく、木々のあたりは暗い。
もうすっかり夜だ。
「・・・どうしよう」
あたりを見渡し、とにかく歩く。
歩かないわけには屋敷につくどころか家にも帰れない。
とにかく彷徨うしかない。
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