二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 第六十話 ( No.88 )
- 日時: 2012/12/01 09:59
- 名前: 時橋 翔也 (ID: cSy8Cn7x)
「こんなの…サッカーが泣いてるよ!」
天馬は叫ぶ
「………」
すると円堂は進み出る
「円堂?」
「じいちゃんは教えてくれた… 監督として一番大切なこと、それは何があってもチームを守る事なんだ!」
「…付き合うぜ」
「その心意気乗った!」
次々と声が上がる
皆の意思は決まった
六人はフィールドに入る
「天馬!海音すまない!お前たちの勝負 一旦俺達に預からせてくれ!」
「キャプテン!」
音無は呟く
「海音… 皇帝ペンギン一号はもう必要ないようだね」
「シロにぃ…」
海音は呟く
「さあ皆!サッカーやろうぜ!!」
「はいっ!!」
吹雪からのキックオフ
ボールは海音へ
するとシュウが迫ってくる
「スケーティングアイス!」
何とかかわし、剣城にパスを出す
だが牙山にパスカットされた
すると壁山が立ちはだかる
「ザ・ウォール!」
壁山の背後に壁が見えた
そして牙山からボールを奪い風丸にパスした
「疾風ダッシュ!」
風丸はゼロの何人かを出し抜き、吹雪にパス
「海音!エターナルブリザードだ!」
「え… !わかった!」
理解した海音は吹雪と共に上がる
二人は正反対の体制になる
強い吹雪が吹き荒れる
「吹き荒れろ!エターナルブリザード…」
そして二人は同時にシュート
「WS(ダブルスノー)!!」
「すごい…ぴったり息が合ってる!」
天馬は言った
「鬼道くん!シュートチェインだ!」
吹雪は言った
鬼道はさっきの海音のように指笛を吹く
そこから現れたペンギン達と共に風丸と不動がシュート
「皇帝ペンギン二号!」
「あれが…伝説の皇帝ペンギン二号か…」
神童は呟く
「グラビティポイント!」
ゼロのGKは必殺技を繰り出す
だがボールはゴールを大きく外した
計算通りだ!
ボールは葵が入っている檻を破壊した
一乃と青山は落ちてきた葵を受け止める
「守ったぜ!」
「お前たちごときが…」
すると牙山は雷門のゴールに上がる
禍々しい色をボールは放ち始める
「風林火山デストロイヤー!」
すると円堂は構える
「あれはマジン・ザ・ハンド?」
「いや違う!」
青山は言った
「ゴッドハンドV!」
大きな手が出現し、円堂はシュートを止めた
「あれが伝説のゴッドハンドの進化形か!」
三国は言った
「まだだ!」
牙山はボールと共に突進する
「俺が止める!」
すると霧野が走り出した
だがそこに風丸がやって来る
「霧野!一人で守ろうと思ってはダメだ! 守るにはチームとひとつになれ!」
「…わかりました!」
牙山の前に信助がやって来る
そして牙山からボールを奪い霧野にパス
「神童!」
神童はボールを受け取った
「勝負の行方を気にしすぎてはいけない!お前が見るべきはチーム全体の流れだ」
鬼道は神童に言った
「はい!」
今の状態で一番ベストなルートは…
「そこだ!」
神童は信助にパスした
「信助くん!固くなっちゃダメッス!皆の声や、時には敵の声も聴いて…ベストなプレーをするッス!」
壁山は言った
「はい!」
敵のディフェンスを突破するには…
「天馬と海音ならきっと…!」
そう呟き、信助は天馬と海音がいる方にパスした
海音はボールを受けとる
「ディフェンスを突破するには…」
「風を感じるんだ!」
すると吹雪は言った
「海音と天馬くんならこのフィールドを軽やかに吹き抜けられるよ!」
「はい!」
するとゼロの何人かが迫る
海音はかわし、天馬にパスした
「剣城!」
向こうにいた剣城は天馬からのパスを受け取った
「剣城!時としてお互いに頼り、頼られるのが仲間だ!」
不動は言った
「…まぁ、言われなくてもお前はわかってると思うが」
「そんなこと…」
剣城は少し赤くなる
「キャプテン!ちょっと手を貸してもらいますよ!」
「ああ!」
神童は頷く
二人は跳び跳ね、同時にシュートした
「ジョーカーレインズ!」
「グラビティポイント!」
再びゼロのGKは必殺技を繰り出す
だが止められず倒れた
これで同点だ
「円堂監督…雷門のサッカーは海音くんや天馬くん達にしっかり受け継がれています…」
音無は呟く
「ここからはお前たちの戦いだ お前たちは俺達の魂を受け継いだ雷門イレブンなんだ!」
「はい!」
すると電話が鳴り、牙山は出た
「はい…」
『もういい…下がれ』
「しかし… 雪雨海音については?…」
『先ほど例の組織から通告があった 契約を解除すると そしてバーストモード使いの訓練生を引き渡して欲しいらしい』
「…わかりました」
牙山は電話を切った