二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 第六十三話 ( No.92 )
- 日時: 2012/12/03 22:20
- 名前: 時橋 翔也 (ID: TaF97fNV)
「剣城無茶しすぎだよ!」
「白竜も大人げない…」
「うるさいな…」
温泉でのぼせていた剣城と白竜は天馬とシュウに担がれていた
「…で、どこに行くの?」
海音は訪ねる
「お前たち、温泉の後といえばなんだ?」
「コーヒー牛乳!」
「フルーツ牛乳!」
「エアホッケー!」
先ほど飛ばされてきた信助たちは言った
「いやいや、バスケでしょ」
海音は真顔で言った
「そうか?」
「だってボク、北海道にいたとき、温泉から上がったら夜桜や豹牙とバスケしてたよ?」
「…ここだ」
そしてやって来たのは、倉庫らしき大きな建物だった
中には色んな道具がおかれている
「温泉といえば、やっぱり卓球だよ!」
シュウは言った
「ここはもう使われていない倉庫だ …だからここを少しいじって卓球所にした ゴッドエデンでは唯一の娯楽だ」
白竜はシュウから降りた
「なーんだ 卓球か」
「まったく 期待して損したぜよ!」
狩屋と錦は言った
「お前ら…卓球をバカにするのか!」
水鳥は言った
「許さない…」
珍しく茜も燃えている
「よーし じゃあ卓球で勝負しようぜ 私らとのダブルスだ!」
「望むところぜよ!」
錦は言った
「君達は卓球をバカにしないよね(゜言゜)」
「まっ…まさか!Σ(゜□°)」
殺気を感じた天馬は言った
剣城も頷く
「…卓球か…」
すると海音は向こうへ歩いていく
「海音?」
「ボクはいいや …よーし 確か向こうに…」
「海音… 絶対卓球ツマンナイと思ってるね」
「ああ」
剣城も頷く
——————
「いくぜええ!」
水鳥は思いきり球を打ち付ける
あまりの速さに球が燃えている
「なんの!武神連斬…うわああ!!」
錦、打ち返せずに一点
「のろいのレシーブ…」
「うわっ遅い… ってああああ!!球が…分裂してる!」
「後ろにも…」
「ぎゃあああああ!!」
狩屋も一点奪われる
これで0対百だ
「まだ続けるか?」
「いや…もう降参ぜよ」
錦は言った
「じゃあ…卓球に謝れええ!!」
「は…はい!卓球さん卓球さん!バカにしてすまんぜよ!!」
「すいませんでしたあああ!!」
——————
「そよかぜレシーブ!」
「魔王の斧ショット!」
「デスソード!」
「ホワイトブレス!」
「松風行ったぞ!」
「ぎゃああ球がこんなとこに…」
「やるじゃないかシュウ!」
「白竜もね!」
試合終了
四人は審判の信助を見た
「審判!判決は!」
「えっとそれが…僕の背より高くて見えなかったんだ」
「……ええええ!?」
「よーしできた!」
すると海音は言った
その手には様々な工具
「海音何してる?」
「バスケのゴール作ってた」
「え… っていつの間に!」
シュウは言った
いつの間にか倉庫には二つのバスケのゴールがあった
「海音…どしたのこれ」
「壊れたサッカーゴールを加工しました☆」
「器用だな…」
「バスケ?…って楽しいの海音くん?」
「楽しいよ狩屋!サッカーの次に!」
海音は言った
「ちょっとまて!サッカーの次は卓球だ!」
「バスケです!」
「おいやめろ水鳥!海音!」
霧野は言った
「…じゃあ勝負だ!お前の言うバスケで!」
「いいですよ!」
海音は言った
「…僕も黙ってられないね」
「同感だ」
シュウと白竜は言った
「じゃあハンデをあげます 皆さん全員でかかって来てください ルールはそのままで そしてそっちが一点取れたら勝ちにしてあげます」
「ほぉ…いい度胸だ」
「後悔すんなよ!」
「天馬はどうする?」
「俺は…バスケは楽しいと思うからいいよ」
審判は天馬にお願いし、海音対水鳥、狩屋、錦、白竜、シュウでの試合が始まった
ジャンプボールは意味があまりないのでやらない
「先どうぞ」
海音は水鳥にボールを渡す
「…白竜!」
水鳥は白竜にボールを投げる
だが海音はパスカットした
そして他の皆をかわしてシュートした
「海音に…一点!」
「は…速い!」
白竜は言った
「まだまだぜよ!」
すると錦は海音に向かっていく
「武神連斬アタック!」
「遅すぎです」
海音は軽々とかわし、またシュート
「…はっ!まさか…」
「どうした神童?」
「つい最近…雷門のバスケ部が何者かに惨敗したと聞いたが…まさか…」
「ははっ …まさかな…」二人は海音を見る
「じゃあシュートいいよ」
海音は白竜にボールを渡す
「なめやがって… 」
白竜はゴールに向かってボールを投げる
だが入らず、リバウンドした
「やっぱり…」
「行かせない!魔王の斧アタック!!」
するとシュウは海音に突進した
「甘いよシュウ!」
海音は壁を思いきり蹴り、そのままダンクシュート
これで三百六十七対0だ
「つ…強すぎる…」
白竜は言った
「…試合終了!三百六十七対0で海音の勝ち!」
天馬は言った
「天馬くん…海音くん反則とかは?」
「無いよ むしろ狩屋達はファールやダブルドリブルやトラベリングとかすごかったよ」
天馬は言った
「どう?…バスケ楽しい?」
「ああ… バスケってこんなに熱くなれるんだな」
白竜は言った
「けど私は卓球が好きだ!」
「…まぁいいですよ」
海音は苦笑した