二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re:  まだまだだね。 (テニスの王子様.) ( No.3 )
日時: 2012/09/08 21:33
名前: 悠希 ◆YLdWB0/d2s (ID: pibIqQxN)



 @ Golden age 001. 入学 @


 
 「龍大。入学式、遅れちゃうよ?」
 
 「しょうがないだろ?! 寝坊したんだから!」

 「龍大、準備できたかい?」

 「おいこら馬鹿龍大ー、とっとと行けよー」

 
 「——全員で言うな!! うるっさああああああい!!」

   
   ◆  ◆  ◆


 
 ——青春学園中等部。
 桜舞うその日、そこに少年はやってきていた。
 少年……龍大は物凄い笑顔である。
 入学式が終了し、教室で龍大はかなりはしゃいでいる。


 「陽菜、陽菜! 今日から中学生だぞ、俺ら!!」

 「そ、そうだね。龍大、一旦落ち着こう?」

 「これが落ち付いてられっかよ! 早くテニス部、入りたいなぁ!!」


 生まれながらと言える程のテニス馬鹿である。
 そんな龍大に陽菜は小さく溜息をついた。


 「なぁなぁ、お前らもテニス部入るのか?」

 「ああ! ……えっと、君誰?」

 「俺はテニス歴2年の堀尾!! よろしくなっ!」


 少々猿顔の少年——堀尾が明るく話しかけてきた。
 龍大もにぱっと笑いながら答える。
 その時、龍大は堀尾の後ろを通る少年に声をかけた。


 「あ! 君!」
 
 「……俺?」


 つりめでテニスバッグを持つ少年は真っ直ぐに龍大を見た。
 そ、と龍大は笑いながらその少年に質問する。


 「そのテニスバッグ、君もテニス部だよね!」

 「……そうだけど」

 「やっぱり!! 俺もテニス部入る予定なんだ! よろしく!」

 「……ふーん」


 差し出された手を無視し、見事にその少年は通って行った。
 龍大はフリーズしたままである。


 「……クールだね、あの子」

 「……あ い そ わ る ッ !!」


 ぐあああっとなりながら龍大は叫んだ。
 今度は陽菜は大きく溜息をついた。堀尾も苦笑いである。
 そして三人はのんびりとテニスコートへ向かった。


   ◆  ◆  ◆ 


 短くてすいません(´・ω・`)
 次回は缶当て書けますかね。
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