二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re:  まだまだだね。 (テニスの王子様.) ( No.6 )
日時: 2012/09/15 10:01
名前: 悠希 ◆YLdWB0/d2s (ID: h9T9UkU2)


 @ Golden age 003. お前か @


 ツンツンした髪の先輩がこちらに寄ってくる。
 が、リョーマはそれを気にせずに帰ろうとしている。


 「あれ……君、帰んの?」

 「まぁね。……だって今日何もできないじゃん? だから帰る」

 「待てよ。誰が帰って良いって言ったよ?」


 気づけば先程の二年二人は居なくなり、あの青年が近付いてきた。
 龍大とリョーマは同時にそちらを見る。


 「お前、ツイストサーブ打てるんだってな?」

 「……だったら?」


 何かバチバチと火花の様な物が散っているようにもみえる。
 そして青年——桃城対リョーマの試合が始まった。


   ◇  ◇  ◇


 リョーマが前にドロップショットを落とす。
 ——それを取りに行こうとした桃城が跪いた。


 (やっぱりか……なーんか違和感感じると思った)


 桃城は足を怪我している様だ。リョーマも気づいているだろう。
 そして桃城が、「やーめた!」と叫び、試合が終わる。


 「えー……君、もうやんないの?」

 「あっちがもうやめるって言ったんだからやんないよ」

 「見たかったのになー」


 ラケットをしまいながらリョーマは龍大を見た。
 先程のコントロール力はかなりの物だった。
 正直言うと、リョーマも龍大の試合が見たかったりする。否、“試合がしたかったり”するのかもしれない。


 「ってか君、強いよね。凄かった! ツイストサーブッ!! アレとか特に!」

 「別に……普通だと思うけど」

 「いやいや凄いよ!」

 「って言うか……気づいてんの?」

 「え?」


 リョーマは桃城の方を見る。おそらく足の事だろう。
 龍大は「うん」と返事をして、また興奮した様子を見せた。


 「でも君も普通に凄かった!」

 「……あのさ、さっきから君君って……一応名前で呼んでくんない?」

 「え? あ、ごめん。えっと……」

 「越前リョーマ。別に何とでも呼んでくれていい」

 「じゃあリョーマでいいよな! 同級生だし!」

 「……何でもいいよ。で、アンタは?」

 「篠垣龍大!! 俺も何とでも呼んでくれていいから!」


 笑って言う龍大にリョーマは小さく返事をして、帰っていく。
 いよし、俺も帰ろうと龍大も意気込んだ時、がっしりと腕を掴まれる。


 「え」

 「お前……名前、なんて言うんだって?」

 「え、あぁ……篠垣龍大です!」

 「——!! ……へぇ、お前か」

 「は?」

 「いや、なんでもねーよっ!! じゃーなっ!!」


 そう言って桃城は去っていく。
 不思議そうな顔をしている龍大を尻目に、桃城は楽しげに笑った。


 「あいつが……先輩の弟か。今年の一年、おもしれぇぜ!!」


   ◇  ◇  ◇


 じ、次回……どうなるんでしょう←
 グダグダで本当にすいません;;
 そして省きすぎた(^p^)