二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: キングダムハーツ 〜闇に残された一人の少年〜 ( No.18 )
- 日時: 2012/09/09 13:47
- 名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: nrzyoCaD)
〜第三話 パレット・カラーワールド —級段昇進試験編— 〜
強大な魔法の斬撃を真正面から受けたザクは目を覚ますと城の中のベットへ寝転がっていた。すると、部屋には色取り取りの絵が飾られていた。
ザク「・・・・・・実に興味深い絵だ、心が落ち着く。」
???「そう言って貰えると嬉しい。オレの名前は〝バルタ〟。この城を護る戦士だ!所でその傷痕はパレシアンにやられたんだろ?奴の心は既に闇に堕ちている。」
ザク「心が闇に堕ちる?彼は本当にそうなのか?」
バルタ「あぁ、オレは目前にして見た。パレシアンの瞳が漆黒に染まったんだ。」
バルタは腰に構える剣を抜くと剣の輝きで反映する刃に映る自分の姿を見た。その表情は少し俯いて、悲しげな顔をしていた。
バルタ「彼は過去にオレとこの世界の英雄を巡って争いをしていた。でも、闇に堕ちてからはこの世界の人々を斬り殺してばかりだ。」
ザク「そう言えば、チケットがどうとか言っていたな。」
バルタ「この世界は現在〝アーロン〟という悪事を働く王に支配されている。たぶん、アーロンがパレシアンを仕えているんだ!!」
ザク「この世界は何の世界なんだ、何が目的の世界なんだ?」
バルタ「それはオレにも分からないよ、自分が王じゃないんだから。」
ザクはバルタを見続けると決意を固め、アーロンを倒す事を決めた。しかし、王の城へはチケットが必要となり、チケットが無い限り、入場は出来ない。
バルタ「城へのチケットは基本的市場で買える。だけど、一枚に一回の入場しか効果は無く、それも一枚に何億という大金が必要だ。」
パレシアン「勇者に危険人物を近づける訳にはいかん、〝ファイアドレーク〟!!!」
ザク「逃げろっ、バルタ!!!闇に堕ちた敵を相手に戦える実力は外見からして無さそうだ、まだ未熟者だろ。・・・・・変わりに俺が相手だ、パレシアン!!!」
バルタ「・・・・・・オレが未熟者に見えるか、こう見えても英雄を目指してんだ!!!怪我人に相手させる義理はねェよ。〝カラブル〟!!!」
バルタはザクへ虹色の魔力を授け、全身の攻撃力・魔力を高めた。パレシアンは容赦なく攻め、ザクはキーバスターを空間から取り出す。
ザク「手助けは要らねェ、下がってろ!!!〝セイバーキャノン〟!!」
パレシアン「〝リブレイション〟!!!漆黒の盾は清純の矛を砕く!!!〝デスファイラ〟!!!」
ザク「うわぁぁっっ!!!!」
パレシアン「これで貴様も全ての闇へ堕ちた。堕天の世界へ!!!」
ザク「・・・・・清純の心に闇は必要ねェよ、キーバスター天開!!!〝メテオグレイザー〟!!!!」
大型キーバスターは別の形へと変形し、巨大型キーバスターへと変貌した。その銃口から流星の速さで撃ち放たれるレーザービームは確実にパレシアンを捕らえ、倒した。
ザク「人間は愚かだ、心を闇で彩られるとは。・・・・・アーロンを倒しに行くか。」
第四話へ続く