二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: キングダムハーツ 〜闇に残された一人の少年〜 ( No.3 )
- 日時: 2012/09/05 20:05
- 名前: 雷人 ◆5GapKydGRo (ID: nrzyoCaD)
〜第一話 大切な記憶〝闇に消された過去〟〜
何百年前にこの地球《ホシ》は生まれ、正義の剣とも呼ばれるキーブレードが誕生した。だが、キーブレードの能力《チカラ》で人々の大切な記憶を消し去る怪物も時空の狭間から生まれた。
その為、現在では記憶を取り戻す機密組織〝バディ・メモリーズ〟というグループが存在する。
これは数ヶ月前の機密組織の拠点《アジト》内。
長官〝ジバル〟「本日から此処で勤務する新入りの〝ソル〟だ。彼も怪物の能力で記憶を数年間分失っている。それを埋める為、奪ったハートレスを仕留めるぞ。」
九番隊長〝ザク〟「俺等と同じ目に遭った訳か、アイツも。」
十番隊長〝シズク〟「ハートレスを捜し出すって結構大変よ。」
ブルッカル「〝振酒投げ《シェイク・シェイク》〟!!!受けとりなっ、若旦那ちゃんとシズクちゃん。それは彼に触れれば、今まで何が遭ったかを少しだけ予測出来るカクテルよ。でも、沢山飲むと能力は最大限に上がるけど酔って任務出来ないからそのつもりで!!」
ザク「・・・・・・・っと。このカクテルでハートレスの種類が絞れるって訳か。」
シズク「早速飲んで見る?」
シズクとザクは酒屋を経営するブルッカルが渡すカクテルを飲むとソルへ触れた。すると、二人の脳内に数日間前の出来事が脳内を過ぎり、巨大なハートレスの姿が現れた。
ザク&シズク「ギターを弾き語るハートレスだ!!!」
六番隊長〝ワーク〟「その怪物は〝ロック・ハートレス〟だ。ギターで周囲の人間を気絶させ、記憶を奪う。テメェ等、新人には無理だ。此処は先輩の俺に任せろ。」
ジバル「調子に乗るなっ、ワーク。お前の野生本能には追いつけん。・・・まぁ、ソイツの弱点はギターを壊す事で倒せそうだ。ギターを狙え。」
隊長全員「ラジャー!!!」
隊長全員は武器を各部に配置すると巨大な門の扉を潜り抜け、ロック・ハートレスを狙って攻めて行った。門の扉を通ろうとしたザクとシズクであったが地下通路の階段から奇妙な声が聞こえ、駆けつける。
ザク「こんな所に居たかっ、ロック・ハートレス!!!〝キャノンバズーカ〟!!!!」
シズク「新型キーブレードは雑魚相手に簡単に圧し折れないわよ。〝バブルランサー〟!!!!」
ロック・ハートレス「オマエラノキオクモイタダク!!!〝キュウキョクヒキガタリ〟!!!」
ワーク「ガタガタな言葉でムカつくからブッ飛ばす。〝極限スターワーター〟!!!」
ワークは怪物の頂点に星を降らすがギターの弾き語りで簡単に弾かれ、逆に気絶を受けた。しかし、盾を魔法で作ったザクとシズクは気絶を受けずに済んだ。
ザク「ワーク先輩まで気絶されて記憶まで奪われたら終いには俺等もやられそうだな。その前にケリを付けないとな!!」
シズク「危ないっ、ザク!!!」
ザクの足元からは巨大な闇の手があり、地面へ引き込もうとしていた。
シズク「テリャァァッ!!!!」
シズクはその手をキーブレードで斬り、何とかザクは助かった。
ザク「助かったぜ、シズク。って後輩に助けられてどうすんだって話だな。」
シズク「私と貴方は先輩後輩の関係じゃない、友達でしょ?〝スターブレード〟!!!」
ロック・ハートレス「グハッッ!!!!」
ザク「記憶を返せ、強盗野郎!!!〝ムーンドリップ〟!!!!」
ザクは三日月の様な斬撃をロック・ハートレスの心臓辺りに付けるとロック・ハートレスの体は闇の屑へと変わり、バラバラになった。記憶はしっかりと戻り、ザクとシズクは級段昇進試験を受ける権利を得た。
第二話へ続く