二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【リメイク】 皓々と照る月 【REBORN】 ( No.3 )
- 日時: 2012/09/05 16:29
- 名前: 苗字(元なゆ汰 ◆UpTya9wNVc (ID: mxpCGH6q)
転校生が来た。ゴク何とかとか言うイカつい名前だったけど忘れた。そもそもゴクという漢字が「獄」と「極」どっちかということさえ忘れた。てかどうでもいい。銀髪と煙草とシルバーアクセサリーが特徴的だった。即要注意人物リストにいれた。その転校生は沢田の机をガッと蹴って自分の席に座った。知っているかい転校生くん。机は学校の備品なんだよ。もし壊れたら君が弁償するのかい転校生くん。まあそんなことはどうでもいいが、とにかく哀れだな沢田。
…と思っていたら、いつのまにか転校生くんが沢田のことを「10代目」と呼ぶようになって、しかも敬語になっていた。あの時はさすがに吃驚した。なんだその豹変ぶりは。沢田は迷惑そうな顔をしていた。やはり哀れ沢田。けれど私には関係ない、と気にしていなかった。転校生のことなんか。
しかし。私は今、境地に立たされていた。屋上にて、転校生が爆発物を持って私を睨みつけている。靴箱に「放課後屋上に来い」と書かれた手紙が入っていたときから予感はしていた。こんなことがいずれ、起こるということを。……とりあえず用件を聞こう。私は口を開いた。
「……あの何か用ですか。できればさっさと帰りたいのですが。」
「うっせーな!このブス!」
「そうですね、確かに私はブスなのかもしれません。しかしそれを貴方に指摘されるいわれはありません。そもそもそちらが呼び出しておいて、何も言わずに睨みつけて?しまいにはブスだと?ふざけているんですか。あのもう帰っていいですか。帰りますよ。」
さすがに腹がたったので息継ぎもせず毒を吐いてやった。ブスとかてめーに言われる筋合いねーんだよ。顔イケメンなのに性格ブスとかまじ最悪だわ死ね。つか人と話すときくらい煙草消せよ。知ってるか転校生。主流煙より副流煙のほうが身体に悪いんだぞ。てめーの煙草のせいでどんだけの人の肺がまっくろくろすけになってると思ってるんだクソガキ。……とは心の中に秘めておいた。感謝しろよ性格ブス。
ぽかんとした転校生をおいて、私は屋上から出てそのまま帰宅。
あれ、てか用件きいてないや。