二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

第1話・3 ( No.10 )
日時: 2012/09/10 18:22
名前: escキー (ID: 50HaSQuo)

2回目です!

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その老人は初老・・・そのぐらいの年齢だろう。
髪は白く、まるでソフトクリームのようだ。
牛乳瓶の底のような眼鏡を掛けており、白衣を着ている。
何か背負っている。
(・・・掃除機?)
その瞬間。
老人が叫んだ。
「ぎゃーーーーーーーー!山賊じゃ、山賊!」
(しまった!)
アレックスはもしものために剣を抜いていた。
そのため、山賊と思われてしまった。
「あ、あの、爺さん、俺山賊じゃ・・・」
どうにかして、誤解を解こうとする
その時、後ろから狙撃された。
「うおっ!?」
散弾・・・つまり、ショットガン。
当たりはしなかったが、その隙に後ろから老人に掃除機(のような物)で殴られた。
気絶はしなかったが想像以上に痛く、一瞬の夢を見た。遠く星が見えた。
その夢の間にすごい力で組み伏せられた。
さっきの狙撃者だろう。
ちなみに、関節技だったのでアレックスは悲鳴を上げた。
「あががががっ!!!ギブギブギブ!参りましたぁぁぁ!」
「ないすあたっくじゃ、若人よ!」
拍手をしながら、老人がアレックスに関節技を掛けていた男に歓声を上げる。
「こんぐらい余裕です。」
そう言う男に、アレックスは見覚えがあった。
赤いジャケット、何本もの日本刀を差した骨組みだけのケース・・・。
そして、一部だけ白い髪・・・。
「有栖・・・零児っっ!」
アレックスが叫んだ。
「ん?」
零児は叫んだ彼を見てあ、とつぶやいた。
「アレックス・・・お前・・・」
零児がショックを受けた顔で、言う。
「・・・まさか山賊に成り下がってたとは・・・なさけないな・・・。」
「ちがうわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!そこのジジィの勘違いじゃぁぁ!」
アレックスは零児のわざとらしいボケに対してぶちギレした。

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アレックスは痛い目にいっぱい会う予定です。