二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 第2話・2 ( No.17 )
- 日時: 2012/09/24 15:23
- 名前: escキー (ID: 50HaSQuo)
試験勉強に喘ぐ毎日です。
あぁ・・・。コンピューターペンシルが欲しい・・・。
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2013年、3月27日。
今日は、世界にとって大切な日である。
太陽の雷。
ヘリウスが初めて本格的にテロ行為を起こした、無差別テロだ。
死者は10万人を超し、行方不明者は5000人に及ぶ。
主要都市を同時に攻撃したテロで、いまだその傷が癒えていない国もある。
2012年3月27日からちょうど1年がたった今日、日本や中国、EU、アメリカなどが太陽の雷の起きた午後4時、死者に向け黙祷をする。
・・・しかし、日本はその時、別の問題が発生していた。
3時、15分。
箱庭学園、1階。
茶室に音もなく、青年は入った。
見覚えのある全能知能がいない事を確認して、ふうと息をついた。
茶室の電気をつけると、座布団の上にアグラを掻いて座った。
そして、問題のノートを見る。
古い。A4の7mm分けで、100円ショップで売ってそうな安ノートだ。
文字はボールペンで書かれていて、雑な部分が目立つ。
そして、一番分からない部分。
<・黒・・>
名前に修正テープが張られ、消されている。
『故意的な隠蔽だなぁ・・・』
青年は呟いた。
故意的となれば、自らの過負荷では直せない。
『一か八か』『かけてみよう』
青年は途中で切れた手記の部分を開いた。
その瞬間、スッと言う音がした。
見ると切れた部分がなくなり、続きの文章が現れた。
彼の名は球磨川 禊。
過負荷「大嘘憑き」と、「却本作り」を持つ男。
不死身であり、世界最弱を自称する。
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次回、さらにキャラが登場します。
そして、手記の続きも明らかに・・・。