二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 第2話・3 ( No.18 )
- 日時: 2012/10/09 18:03
- 名前: escキー (ID: 50HaSQuo)
久し振りです。
第2話、続きます。
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球磨川が手記を見ていた頃。
箱庭学園、正門。
2時30分。
今日、目立った活動をしていない箱庭学園はひっそりとしていた。
その正門に、一人の男が入ってくる。
安そうなスーツ、だらしなくズレたネクタイ。
茶髪に、美形。
服装さえちゃんとしていれば、雑誌のモデルに負けないだろう。
すたすたと、学園の敷地内に入っていく。
「すいません」
その男を止めたのは警備員のような服を着た初老の男性。
男は警備員をスルーする。
「あの、聞こえてますか?この学園、一般人は入っちゃいけないのですが・・・?」
やっと、男が歩みを止めた。
あくびを噛み締めているようだ。
そして喋り出す。
「おっかしーなぁー」
気の抜けた喋り方。
「おたく、警備員?前来たときはいなかったはずなのにな?」
警備員は動じない。
「つい最近、この仕事に就きましたから。」
「1週間ぐらい前かな?」
「まぁ、そのぐらいです。」
警備員は男の問いに答える。
すると、男が笑った。
「あっははー」
警備員はその作り笑いのような笑い方にびっくりした。
「・・・?」
男はしゃべりだした。
「前ここに来たの、昨日だぜ?」
その瞬間。
警備員が懐からコンバットナイフを出した。
そして老人とは思えないスピードで男に襲い掛かった。
が・・・。
「変装もしょぼい、攻撃はまあまあだが、遅いぞ。」
ナイフは空を切っていた。
「!!」
警備員は声のする方を向いた。
男は、笑っていた。
「しょぼいぜ、ヘリウス兵。」
そして
男の放った雷が、警備員を灰にした。
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さあ、オリキャラです。
手記の続きは次回。