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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 第2話・4 ( No.20 )
- 日時: 2012/10/23 18:30
- 名前: escキー (ID: 50HaSQuo)
またまた久しぶりの連載。
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男は灰と化した警備員・・・ではなくヘリウス兵を眺めた。
そして、ぽつりと呟いた。
「神血の力も鈍ってない、と」
男は視線をグラウンドに移す。
ぱらぱらと、ここの制服ではない影が見える。
「おうおう、部隊引き連れてきたかい・・・。そこまでして俺の書いた研究ノートが欲しいのかねぇ・・・。」
男はグラウンドに向かって、歩き出す。
ヘリウス兵が男に気づく。
「やはり・・・きたか・・・っ!古の血の能力者・・・!」
青い装甲で身を包んだヘリウス兵が男に絶望的な口調で叫んだ。
男はその声に嘆息しながら返答する。
「まぁ・・・。ここ最近、つまんねーから。といって、軽い気持ちで俺はここに来たわけじゃねーよ。」
男は茶髪をなでた。
バチバチと静電気が起きる。
男の口は笑ってるが、目は鬼の形相のようになっている。
「なら、その理由を教えてもらうか・・・。ついでに、身柄も拘束させてもらうがな・・・。」
ヘリウス兵は何とか威厳を保とうと必死だが、額には冷や汗が浮かび、がくがくと足が震えている。
後ろに整列したほかの兵士はスキあれば逃げ出そうとしている。
青ヘリウス兵は叫んだ。
「・・・花黒・・・良馬・・・!」
「・・・つまらねぇゴタクは聞き飽きたぜ・・・。」
男、いや花黒良馬が右手を天に上げた。
その瞬間、血の雷が箱庭学園のグラウンドを焼き払った。
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さぁ、次はデビルの登場だ!(本当かよ)
次から3話です。
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