二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

第3話・2 ( No.22 )
日時: 2012/12/12 16:58
名前: escキー (ID: 50HaSQuo)



さぁオリジナルキャラのオンパレードです。
第3話、続きマース。

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「ったく、役に立たないな下級兵どもは・・・。」
ヘリウス帝国、中継モニター。
ドラゴルルがお気に入りの席で、舌打ちをしていた。
「・・・しゃあない。あいつらを派遣するか。」
ドラゴルルはモニターに乗せてあった通話機を取った。
そして、なにやら話し出した。
「・・・ご覧のとおりだ。下級兵では手も足も出ない。」
<・・・では、作戦決行ですか?>
「あぁ、総帥にはうまく誤魔化しとく。安心して行動しろ。」
<了解。必ず花黒良馬の首を取って帰還します。>
通話機の声が消えると、ドラゴルルは電源を切った。
「ふふふ・・・こいつらならあの神血社長の笑みも凍りつくだろう。・・・ふふふ、ハハハハ!」
「何が可笑しいんですか?」
不意に声が聞こえたのでドラゴルルは椅子からひっくり返ってしまった。
「・・・ノックぐらいしてください、第一等司令官殿。」
「いやあ、誰の指示で箱庭学園が攻撃されてるか興味を持ちましてね。」
第一等司令官は鉄製のヘルメット越しから笑みを浮かべた。
ドラゴルルはゾッと背中を何かが這って行く感覚に襲われた。
「これで3回目ですね。僕か総帥の指示なしに兵を動かしたのは。」
「・・・」
「そのうえ、前回の作戦中、捕獲対象の黒神めだかと安心院なじみに逃げられた。作戦責任者は、あなただ。・・・ここまでくると、総帥の怒りを買うだけでなくだけでなく、今の地位を失いますよ?」
ドラゴルルは返す言葉が無かった。
反論しようと思ったらいくらでもできる。
が、彼・・・第一等司令官に反論したものは容赦なく本物の雷が落ちる。
超能力者なのだ。
前に作戦の食い違いで反論した四星、ジョーカーが炭にされていた。
はっきりいえば、総帥よりも怖い。
それでも何か言い訳をしなければ、自らの地位が危ない。
ドラゴルルは彼に答えた。
「し・・・しかし、この作戦は確実に成功します。」
「・・・なにを証拠に?」
「原大陸攻略の作戦失敗によって全滅したヘリウス五聖刃と脱退した出来杉英才の代わりに作られた、『ナイトメア』が作戦に参加しています。彼らなら確実に花黒良馬の首を」
「馬鹿かあなたは!」
第一等司令官は叫んだ。
「え?」
「忘れたんですか!あの学園にはまだランクSSS-の球磨川がいるんですよ!」
「し、しかし・・・」
「もういい・・・。あなたの処罰は総帥に決定してもらいます。僕は彼らを止めにいきます。あなたは見てなさい。自らの判断がどれだけ甘いかを・・・。」
そういうと第一等司令官は部屋から出て行った。

「くそっ・・・・・・!」
ドラゴルルは壁を叩いた。
「あんなサイボーグなどに、俺の行動を制限されてたまるか!」
そう叫ぶとドラゴルルは通話機に向かって叫んだ。
「ジュアヴォ!!出動しろ!第一等司令官でも誰でもいい、皆殺しにしろ!」

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1281文字。
血迷いとんでもないものにとんでもない命令を出したドラゴルル。
バイオハザード6の、化け物が動き出す・・・!