二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: リリなの衛宮士郎に憧れたもの改 ( No.15 )
- 日時: 2012/12/08 14:15
- 名前: れ、れ、れ、霊 (ID: JryR3G2V)
- 参照: http://syaininngu
視点 第三者
〜海鳴市海岸〜
雪地が姿を消してから丁度3年が経った。
海鳴市は特に何も変化はなく、あの転生者も今は大人しくしている。
そして今日、その雪地が帰って来る日であると誰も知らない。
辺りは朝4時で暗く、まだ少し肌寒い季節風が暗い雰囲気を出している。しかし空に昇っている輝く月が辺りを照らし、それを和らげている。
それも束の間。
ヒュ—………………ドッパァァァァァァァァン!!
いきなり空に真っ黒な薄気味悪い板状の物が、現れた。そして、そこから何かが出てくる。
直径170㎝ぐらいの者が上空遥か高くから物凄い速さで海に落ちてきた。
落ちてきたものは、所々服が破けておりそこから赤い液体が滲み出ている。
元は白かった様な髪は、その赤く滲み出た液体によって少し赤くなっている。
早く治療せねば常人ならば死んでいるだろう傷は、徐々に黒い煙を出しながら、本当に少しずつ治っていく。しかし、流石に海の中では息が出来ない。
このままでは彼は死んでしまうだろう。
シュバ!
が、落ちてきた場所から白く長い包帯に似たものが防波堤に突き刺さる。
先端には柄から刀身まで真っ白なナイフが付いており、一見簡単に折れそうに見える程普通のナイフにだが、見た目とは裏腹にかなり深く突き刺さっている。
シュルルルっと包帯に似た様なものが短くなって落ちてきたものを引き上げている。
そして数分経ち、防波堤の先にある道路に少n…いや二十歳の体格の青年が防波堤をよじ登る。
いや…正確には“体が勝手に動いている”ように見える。
そう、これが青年の進化した武器。
だが、進化しなくても元々青年の武器は体に纏う系統の武器だったのでそれを操作して例え体が砕けても動かすことも可能だ。
しかし青年は今意識を失っている。
ならどうして動いているかって?
それが青年のイノセンスの進化した所でもある。
青年のイノセンスは人格を持っている、そのことにまだ彼は気づいていない。
まあ、近い未来…具体的に一週間ぐらいで気付くだろう。
おっと、彼がそろそろ起きるようだ。
私の出番はこれまでにしよう。
ああ、そうだ。ちなみに私の名は『強制退場』…私の名h!!
視点 第三者OUT
視点 雪地OUT
う……ん………あれ?
ここは…ああそうでした。丁度もう三年経つのですね。
あの最初に戦った時の戦いは、辛くも勝利を収めましたが、もう全身はズタボロでした。
自分でも一度はくたばっちまうと思いやしたが…失礼、死ぬかと思いましたがそこは持ち前の悪魔の力……生命力で何とか治りましたよ、はい。
まぁ…その後すぐにまた別の世界に行き戦い、また世界を移動し、戦いましたよ。
えっ、もう戦うのはいやじゃなかったのか、ですって?
確かに僕はもう戦いたくは無かったですが…結局人を助けるには“力”が必要不可欠です。
力、は人を助けるための手段の一つです。
だから———
『俺は、例えそのせいで俺が死にそうになっても、正義為に戦わなくてはならない』
『僕は、例えそのせいで僕が死にそうになっても、正義の為に戦わなくてはなりません』
…話を変えますが、僕いつの間にこんなところに移動していましたっけ?
考えても答えが出てこない…本当になぜでしょう?
この世界に来る直前までは………………………あぁ。
…とりあえず、その場を後にするのでした。
視点 雪地OUT
・・・また短いです。ごめんなさい。