二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: リリなの衛宮士郎に憧れたもの改 ( No.21 )
- 日時: 2013/01/04 12:35
- 名前: れ、れ、れ、霊 (ID: JryR3G2V)
- 参照: http://www.kakiko./novel/novel3/regist.cgi
視点 雪地
さてさて、何を答えればいいんでしょうか?
現在、僕はフェイトさんが質問をしたいということなので、少しドキドキしながら待ちます。
フェイト(以降、フェイ)「…貴方は何者?」
開口一番、僕の正体を聞いてきますね。
まぁ、一番初めに気になるのはそれですよね。
こんな怪しい服に所々傷がついていたり、小さな男の子が重傷を負って倒れてたりしたらそうなりますよね〜…ん?
あれ?そういえば体が縮んでますね?
…ま、そこは置いておきましょう。まずは質問に答えないと…
雪地(以降、雪)「ただの…」
なんて答えましょうか?
魔術師……は弓矢の時の名乗りですし…。
う〜ん。
「……ただの、何?」
フェイトさんが問いただしてきますね。
う〜ん、まぁ呼び方は一緒で少し意味を変えればいいですかね。
雪「…手品師、ですね」
フェイ「…マジシャン?」
雪「そうですね、所謂手品師ですね」
すると「ふざけてるのかい!!」と、アルフさんに怒鳴られました。
ふざけてないのに…なのでこれからはもっと、真面目に、淡々と、質問に答えていきたいと思います。
雪「ふざけてませんよ」
フェイ「…手品師が、あんな怪我をするとは思えない」
雪「そうですね……でも、それ以外に表せないんですよ。2つしか…ね」
アルフ(変わらずアルフ)「じゃあ、その二つは何だってんだい?」
怪訝そうにこちらを睨むアルフさん。
…はぁ、少し力を出しますかね。
雪「この二つは周りからの呼び名ですね。一つ目は…『救世主』」
僕はそういいながら、右手でカードをだし、宙に浮かばせます。
フェイトさんが少し驚いていますね、そりゃあ魔力がないのにこんなことが出来たら少しおかしいですね。
雪「もう一つは…『化け物』だ」
僕は…いや、俺は炎魔の力を解放させ、カードを握りつぶし、ドスの利いた声を出して睨みつける。
フェイとアルフ「「!!?」」
フェイト達が少し怯えた表情を見せて、少し距離を取る。
今の俺は、どっからどう見ても人間じゃねぇからな。
雪「ふぅ…」
炎魔の力を解いて、また元の姿に戻ります。…まだ体に響きますね。
…どうも感情が高ぶったり、炎魔の力を解放させると口調が変わるみたいですね。
雪「で、質問はそれだけですか?」
フェイ「ま、まだある」
少しまだ余裕がなさそうだけれども、何とか持ち直したらしいですね。
雪「何でしょうか?」
今度は微笑みながら、優しく聞いてみる。
フェイ「え、えっと…。(か、かっこいい。…はっ、じゃなくて)」(///)
何やら顔が赤いようです…。
フェイ「…なんであんな重傷を負ってたの?」
雪「ちょっと、戦った後でしてね。それで命からがら逃げてきたんですよ」
嘘は言ってません。…全部は。
フェイ「次…さっきのアレは何?」
さっきのって…ああ、炎魔の力ですか。
雪「だから、手品ですよ、て・じ・な」
アルフ「嘘をつくんじゃないよ!!」
雪「そうは言われても…実際そんな感じですよ。まぁ、貴方達とは違う魔法使いと言う所ですね」
フェイ「!?………何で知ってるの」
アルフ「やっぱり!!「すいません。アルフさんは少し静かにしてください」…分かったよ」
雪「ありがとうございます。で、何で知ってるかと言うと、僕の能力…そちらで言うと情報の“レアスキル”ですかね?」
とりあえず、レアスキルということで納得してもらいましょう。
フェイ「…解った。あと二つだけお願い」
フェイトさんはこちらを見つめていいます。
フェイ「ジェルシード…青い宝石をどこかで見なかった?」
雪「…見てませんね、僕がここに来たのは多分貴女方に拾われた時ですね」
フェイ「そう…じゃあ最後に……これからどうするの?」
少し心配しているような声で尋ねてきます。多分住処について心配してくれてますね。
一応、この世界で神が用意してくれた場所がありますが…まぁ、そこまでホントの事を言う必要はありませんよね。
雪「帰る所は今のところありません…」
フェイ「…なら、少しの間だけ、此処に居る?」
アルフと雪「「…………へっ?」」
視点 雪地OUT
視点 フェイト
あ、あれ?
何を言っているんだろう私は…
そんな事を言っている暇はないのに…早くジェルシードを集めないといけないのに。
同情したのかな?それとも……アルフが居るけど、少し寂しいのかな?
それより彼はどうなんだろう…見ず知らずの人にこんなことを言われても、私だったら断るし、彼も断るのかな…
何故か判らないけど、彼が居なくなってしまうのが、少し残念に思ってしまったん。
雪「えっと、じゃあ…お世話になります」
……えっ?私は思わず耳を疑った。
フェイ「い、いいの?」
雪「はい。どうせ行くあてもありませんし…それに」
彼は笑いながら、でも、少し寂しそうに。
雪「一人は…寂しいですから……ね」
……この後、アルフに反対されたけど押しきり、私に同居人が増えるのだった。
視点 フェイトOUT