二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: リリなの衛宮士郎に憧れたもの改 ( No.22 )
日時: 2013/01/04 12:34
名前: れ、れ、れ、霊 (ID: JryR3G2V)
参照: http://www.kakiko./novel/novel3/regist.cgi

視点 雪地

フェイトさん達に拾われて三日間、傷も力が元に戻ったので治して完治しました。
あれからもフェイトさん達の家に居候をさせてもらっています。
ただ………少し困ったことがあります。
僕は今、物凄く、すっごく悩んでいます。
本当に、ほんと〜に、悩んでいます。
その原因は……

フェイ「(チラッ)」

雪「…(チラリ)」

フェイ「!!(プイっ)」(///)

雪「は、はははは…はぁ」

……フェイトさんが、目を合わせるたび、顔を真っ赤にして逸らすからです。
僕はただ苦笑するばかりです。
…なんでこんなに懐かれたのでしょうか???
とりあえず、今は夜の午後九時。
フェイトさんがこのような行動を起こした今日を回想していきたいと思います。

〜回想〜

雪「うう〜ん、と」

カーテン越しに入ってきた光が目に入り、ゆっくりと目が覚めて行きます。
…と、言うわけでもなく普通に体がいつも起きている時刻午前3時に起きます。

 雪「…ごはん、作りますか」

とりあえず、台所のある部屋に行きます。
僕は大抵掛け布団だけをもらって廊下で寝ていますが、それではダメとフェイトさんの申し出でアルフさんを枕にして部屋で寝ますが(あまり変わらないような…)いくら子供だからと言って、頭は重いですし迷惑だと思うので、アルフさんが寝たらすぐに退いて廊下で寝ます。
最初は驚いていた体の縮みの原因も、封印のカードで何でも情報が書いてある『世界の記憶のワールドメモリーブック』を召喚して調べました。
原因はどうやら力を使いすぎたらしいです。
知っている人は知っていると思いますが、ユーノ君という子供がいます。
その子も同じで力を使いすぎて力の消費の少ない動物のフェレットになっていたことがあります。
それと同じで僕も子供になってしまいました。
まぁ…もう元には戻れるのですが、流石に今元に戻ると後々面倒なので止めます。

雪「さて、何を作りま…」

思わず呆然してしまいます。
僕は右腕が潰されていたので、料理を今日まで作りませんでしたが、能力を使い回復しています。
ちなみに右目も治っていますが、何となく眼帯をつけています\(^o^)/
って、そんな事よりも大変なことがあります。

雪「…料理器具が……無いじゃないですか」

そう鍋おろか、お茶碗までありません。
辛うじて電子レンジがありますが、それはおそらく買ってきたインスタント食品を食べるためでしょう。

雪「封印のカード発動…少しセリフがダサいですね。封印のカード発動チェックオン

と、言うわけで、カードからフライパンなどの料理器具や、野菜、肉などを取りだします。
さてさて…久しぶりの料理ですが、腕は鈍っていませんよ。

雪「レッツクッキングタイム」

〜料理中〜

〜三時間後〜

雪「あ、と言う間に出来ました」

なんて分けでもなく、丁寧に時間をかけて作りました。
出来た物は

・白米ごはん

・肉じゃが

・味噌汁

・紫色のフルーツポンチ

雪「……あれ?」

もう一度作ったものを確認します。

・白米ごはん

・肉じゃが

・味噌汁

・紫色のフルーツポンチ(真中に『雪地へ…食べてね☆』、が増えた)

雪「……………………………………………………………………………え??」

……右目の眼帯を外し、見た物の過去が見える『過去のバックアイ』を使用します。
そこには…

いそいそしくフルーツの飾り付けをしている、三体に分かれたクラウンクランがいました…。

雪「ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇええ!!!!!!????」

急いでクラウンクラウンが発動しているか確かめます。
が、もう発動していませんでした。

雪「…これも『進化する力』の影響ですか、ね?」

自立稼働が出来た…いえ、どうやら人格が芽生えたのですかね。
しかも、書いてある言葉が少し女性らしいですから、人格は女性ですね。
しかも、三体に解れたから、人格も三つ分でしょうか?
なんて思考をしていると。
ん?何ですかね??
何処からともなく、ドドドドドっと何かが走ってくる音がします。
どうやらこちらに近づい「どうしたんだい!?」…アルフさんが来ました。

視点 雪地OUT

視点 アルフ

『えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇええ!!!!!!????』

何だい、今の声は!?
さっきまで寝ていたけど、今の叫び声で起きちまったよ!
とりあえず、急いで人型になって叫び声の聞こえてきたキッチンに向かうよ。

アルフ「どうしたんだい!?」

するとそこには…

美味しそうなご飯と

右眼の瞳の色が禍々しくなった

つい最近フェイトは認めてるけど、私は認めていない同居人の

……そういえば、名前を聞いてなかったね

アイツがいた

アルフ「アンタ…何やってるんだい!!?」

私は犬歯をむき出しにし、威嚇する。
だけど、アイツはまったく物ともしない。

雪「何って、えっと、ご飯を作ってるんですけど」

アルフ「ただ料理を作るだけなら、その右眼はどうしてそうなっているんだい!」

雪「右眼?あ…」

アイツはキッチンに有った鏡を見ると、自分の右目が異様な物に変わっているのに気付く。

雪「これはレアスキルの反動です。時々この眼になってしまうんですよ(誤魔化しときますか)」

あいつは苦笑しながらそう答える。

アルフ「分かったよ。そう信じるよ」

雪「ありがとうございます」ニコッ

…何かよく分からないけど、こいつの笑った顔を見るとムカつく。
そんな事を思いながら、私はフェイトを起こしに行った。

視点 アルフOUT

視点 雪地

…危なかった。
思わずふぅっ、とため息が出ます。

雪「あまり自分の事について、知られたくはないんですよね…」

そう、僕はあまり自分のことは知られたくはありません。
どんな能力を持っているかなどは、いずれ、もしも、かもしれないけど、敵対する時になったら戦いにおいて致命的になります。
それよりも……。

雪「そろそろ此処を去りますか」

もう傷も治ったし、原作キャラの護衛は近くにいなくても、敵がいれば遠距離から打ち抜けますし…。
何より…

雪「迷惑ですよね、」

こんなどこぞの怪しい子供がいたら、ストレスも溜まりますし、何より体に悪いです。
原作は…影から介入しましょうか。

雪「まぁ、それは後々考えましょう」

とりあえず、クラウンクラウン達が作った思いの籠ったフルーツポンチを食べて、

雪「意外と美味しい」

等と評価して、作った料理を全て運んで、フェイトさん達が来るのを待ちます。

視点 雪地OUT