二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: リリなの衛宮士郎に憧れたもの改 ( No.28 )
日時: 2013/01/26 13:26
名前: れ、れ、れ、霊 (ID: JryR3G2V)
参照: http//www.kakiko./novel/novel3/regist.cgi

視点 雪

しっかし、さっきは本当に驚いたな…まさかアインドの孫に会うとは。
けどさ〜、あの執事の鮫島、血の気荒すぎだろ。
ま、次会った時すぐに襲われない様に、写真は置いといたけどな。
このことは多分アインドに伝えると思うから、その時にきっと「あの男の孫だ」っていう思うから“多分”大丈夫だろう。
ちなみに俺は今、方舟の世界の一番高い塔に居る。
最上階から見る景色は中々に見ものだ。
その下の景色は城の上から見る城下町の様な景色だった。
人が住んでいないのは残念だが。
そのまま寝てしまいそうになるが…今は我慢しよう。
それよりも確認しなければならない事がある。

「イノセンス…発動」

白くまばゆい光が視界を覆ったのち、俺の右手の感覚が消える。
光が治まった後、目の前に三人の女性が倒れていた。
はぁ

「やっぱりか…」

???「いててて」

???「ちょっと、何?」

???「きゅう〜〜〜」

「起きろ…そこのお三方」

「「「え??」」」

そう、この三人は…俺、と言うより雪地が助けられなかった女性たち。
おかしいとは思った。
俺の眼は能力を発動しなくても、幽霊を見る力があった。
だが、あいつらが死んだすぐ後、何処にもあいつらは見えなかった。
つまり、考える可能性は二つ。

体が魂ごと誰かに盗まれたか(その場合すぐ助けに行くけど)

俺が無意識のうちに封印したか、だ

後者の場合は力が戻っていないから出来ないと思うが、もしかしたらという事もある。
まぁ、そんなことはいい。
問題は…感動の再会が出来ないというわけだ。
俺は今、雪地に変身出来ない。
つまり、“今”こちらを振り向いた三人に、僕が雪地だという事を証明できません。
だから…「雪地〜!!」ぐはっ!!?

スルナ「雪地!雪地!雪地!」

「…あれ?スルナ…」

突然スルナが僕の名前を叫んで突っ込んできました。
おかしいです、僕は今雪地に変s…出来てますね。
いつの間にか口調も変わってますし、自分の眼には白い髪がちらついて見えますね。
あっ、やばい。

「スルナ、すみません。今、自分の状況が分かりますか?」

スル「雪地!雪地!雪地!」

はぁ〜駄目ですね。
完璧聞いてませんね、僕の胸に顔をうずめて抱きついているので、周りの状況が見えていませんね。

現在僕は、上空約900mを急降下中です。

いきなりのことだったのでそのままふっ飛ばされてしまいました。
景色が綺麗ですね〜、風が痛いですけど。
って、この場面どっかでやりましたね。
このまま落下したら流石に危ないので、空中で寝たようになっている体勢を起こして、思いっきり足で下の空気を蹴り飛ばします。

風震ふうしん

ボォン!!と、風を押す音と共に先程いた場所まで上がります。
この技は空気を切るというより、押すと言った感じなのでその反動を利用して空を昇ります。
まぁ、元々戦闘で使う鎧通しの技を参考にしたので戦闘でも使えます。

「はい、と」

少し威力がありすぎて2mくらい飛んでしまいましたが、まぁしっかりと着地しました。
そのままスルナを少し強引にヒッペはがし、ランディたちの方に向きあいます。

「お久しぶりです」

そのままニッと笑い、するとランディ達もつられて笑いました。

…ちなみに余談ですが、この後思いっきり殴られたり事情を説明したりしました。
痛いです…すごく。

視点 雪地OUT