二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 題名、募集中now 星のカービィ ( No.3 )
日時: 2012/09/15 22:41
名前: 鏡猫 (ID: FIlfPBYO)

>>2の続

☆デデデ城 応接室

「まず最初に何が聞きたい」

部屋のイスに座って早々にシャイルが問う
その質問にメタナイトは答える

「“月”が消えた原因を教えてくれ」

「…残念だが、それは俺にも分からない。突然俺の目の前から消えたんだ。どうしようもない」

「目の前から消えた…?それはどうゆうことだ」

「そうだな、俺の事をまず最初に言えるところまで話そう」

シャイルは長々と自分の事を話し始める
自分が“太陽の分身”だと言う事。自分が消えると太陽も消える、という事。
それと同様に月にも分身がおり、その分身が消えてしまった事によって月がなくなった事。
内容的にはこんな感じだ

「…では、“星の使い”とは?」

「そうか…お前でも知らなかったか。“太陽の分身”“月の分身”があるように、“星”と“雲”もいる」

「なぜ“使い”なのだ?」

「今、説明する。いいか。月と太陽は、ひとつしかないだろ?」

「………あぁ」

メタナイトは少し勘づいたようだ

「それに対して星と雲はそこらへんにある。だから、“使い”なんだ。たとえ消えても星や雲は消えないからな」

「そうか…」

「だから、1代目、2代目、3代目と続くんだ」

「…では、“雲の使い”はどこへ?」

「そいつを今探してる。月が消えた事で一番近い星の存在の方を強く感じ取ったんだろう。星の場所は分かっても雲の居場所まで分からなかった」

—しかも、星の使いがここに2人いたんだからな。

「大体状況はつかめた。それじゃあお前はこれから“雲の使い”を探しにいくんだな?」

「あぁ、それにカービィも連れていく。いいだろ」

その言葉にカービィ意外のフームやメタナイトが黙り込む。

「ちょっと待つぞいっ!!」

すると、立ち聞きしていたのか分からないが急に扉が開き入って来る。

「我がライバルを勝手に連れていくんじゃないぞい」

この城の持ち主、デデデ大王だ。自分で大王と名乗っているが 
そんなに偉くない。昔は、自分の国を滅ぼそうとした張本人でもある
なのであまり周りから信用されていない

「お前らがどうおもうと勝手だ、全て本人次第の結果で旅に連れていく。“月”を取り戻す。その為にも」

シャイルは、デデデが立ち聞きしていたのかどうかを聞かずに話を進める。
この様子だと立ち聞きしているのを知っていたようだ
シャイルがカービィに目を合わせる

「……行きたい!僕行きたい!」

「カービィ!?」「本気でいってるのかぞい!?」「…」

「うん、だって楽しそうだもの♪」

いつものカービィだ
先の事を深く考えないで物事を進めるカービィらしい答え

「そうか。分かった。これから、よえおしく頼む。カービィ」

「ひとつ聞く」

「どうぞ」

「“雲の使い”を見つけたらどうするんだ?」

「まだ決まってない。月の居場所を突き止めてないからな」

「…その月の居場所を突き止める仕事を手伝ってもいいか…?」

シャイルが驚き顔になる
そんな質問を予想していなかったのだ
少し考えてからシャイルは言う

「いいだろう。こっちも助かる、只、もしかすると自分で情報を手に入れるかも知れない。その時は戻ってこないがそれでいいか?」

「あぁ、それでいい」

シャイルが再びカービィに向き直り言う

「さぁカービィ。準備しろ。来週の今日には出発するぞ」

「うん!それまでシャイルはどうするの?」

「この体形になれるまで修行するんだ。メタナイト、手伝ってくれるか?」

「まかせておけ」

さっそくメタナイトとシャイルは部屋を出る
カービィとフームとデデデはまだ応接室にいたままだ

「本当に行くの?カービィ」

「…?どうして」

「…もしかしたら死んじゃうかもしれないのよ?」

「何言ってるの!大丈夫だよっ絶対に月を取り戻すから!」

「わ、わしは許さんぞィ」

「えぇ、デデデがいっても説得力ないよー」

「それはどうゆう意味ぞい!?」

「そのままの意味じゃない?」

3人は、笑いあう
そんな残された日も残り1週間。もしかすると戻れなくなるかもしれない
そんな心配をしながら…

「とにかく、僕はいくよ。それに何があっても戻ってくるから」

カービィは、そう決心した