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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 綯交ぜ草子 ( No.7 )
- 日時: 2012/09/17 12:44
- 名前: しあち。 (ID: OS.29i1w)
【思わず触れてしまいそうになった】 《学パロ/ユーリ》
放課後、俺はセンコーに呼ばれて学校に残っていた。
外はもう夕日でオレンジ色に染まっている。
いつもは直ぐに帰るから、こんな時間まで学校に居たのは初めてだ。
「あ〜、くそだりぃな」
愚痴りながら俺は図書室の前を通る。
ふと図書室の中を見ると、そこに女子生徒が居た。
何も考えず、俺は図書室の中へ入っていった。
そこに居たのは クラスメイトのリリア。
「って、寝てんじゃねえか」
リリアは書きかけのノートの上で寝ていた。
その寝顔がとても綺麗で、可愛くて……。
俺は無意識のうちにリリアの頬に触れようと手を伸ばしていた。
「ん……」
触れるか触れないかくらいで、リリアが身じろいだ。
俺は慌てて伸ばしていた手を引っ込める。
暫く様子を窺っていたが、起きる気配は無い。
俺はカバンを持って直ぐ様図書室を出た。
早歩きになるにつれて、早くなる鼓動。
「くそっ、何だってんだ……」
顔が赤いのは夕日の所為だ。
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