二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【短編】君と歩いた通学路【主にIb&バカテス】 ( No.12 )
日時: 2012/10/05 22:46
名前: 愛河 姫奈 (ID: iaPQLZzN)
参照: http://id37.fm-p.jp/336/8710kuma/

美術館アーカイブを参考にさせていただいてます。


『アム』
呼ばれてきた

『アート』
気付けば何もない

『アム』
泣き叫んだって

『アート』
助けてあげれない

『アム』
かすかな物音

『アート』
感じとって


『二人』
さぁ 抜け出そう
ミュージアム!


『アム』
一人ぼっちは やっぱ苦手だな
作品達が 目を光らせる

『アート』
監視体制も御苦労さまです
迂闊に彼女を休ませれない


『アム』
レムが消えたんだ

『アート』
一緒に探すよ

『アム』
涙ためすぎて

『アート』
ほら 目が腫れるよ?

『アム』
目があったら何故か

『アート』
胸が痛い

『二人』
笑えちゃうよな



『アム』
お前が傍にいたから
寂しくなかったぜ

『アート』
少女を救いたいと
初めて 思えたよ



『アム』
いつか 家族に出会えると
不気味な美術館 彷徨うの

『アート』
小さな彼女を見つめ
少し泣きそうなのは
きのせいだろうか?



『アム』
こんな所に居たくないぜ

『アート』
俺だってこんな
世界に居たくない…。

『アム』
レムと早く再開したいよ

『アート』
再開したら お別れだね

『アム』
そんな事はない ずっと仲間だ

『アート』
だけど 俺は 終止符 打たなきゃ…。



『アム』
凶器を振って 笑み浮かべる
あの子の名前は そう 『ナイトメア(悪夢)』

『アート』
彼女の手をとって
走り出す
別に 悲劇のヒーローごっこじゃない



『アム』
少女の手の中

『アート』
造花の黄薔薇

『アム』
嫌な予感だ

『アート』
止めたいけど 距離が

『アム』
水色の薔薇

『アート』
入れ替わった



『アム』
あぁ 駄目だよ レムー…。




大好きな彼の背中
交わる恋の唄を
もう一度ー…

選択肢なんて最初から


『二人』
なかった 事 くらい
知ってるぜ



『アム』
お前の手を掴み
包み込む
迷う心なんて払っちゃおう

『アート』
絵空事の世界は所詮
ただ『最初の扉』でしかないから




『アム』
「漆黒の少女」

『アート』
それを見て泣いてる

『アム』
また 駄目だった

『アート』
もしかして イア…?

『アム』
振り返るとお前と

『アート』
目があった


『二人』
さぁ 終わりはしない
続くエンドロール


『???』
「私は平気よ」