二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【バカテス・ハトアリ】君と歩いた通学路【その他もろもろ短編】 ( No.2 )
- 日時: 2012/09/17 23:00
- 名前: 愛河 姫奈 (ID: sC1Xeyy3)
- 参照: http://id37.fm-p.jp/336/8710kuma/
甘い甘い恋の蜜
〜康太夢〜
朝、登校して
元気に皆に挨拶して
瑞希ちゃんと美波ちゃんのあきくんの取り合いを見て
何故かいる、A組み代表の翔子さんと雄二君の夫婦みたいなやり取りを見て
僕は、カメラを掃除してる むっつりーに君に近寄った時だった。
一瞬、びくりと小さく体を跳ねた彼のズボンからは、何かの写真が半分見えていた。
しかも、何故か見覚えのあるような物で—…。
その意味に気付いた時、僕は凄い勢いで叫んでしまった。
「にゃあああああああああ?!
ちょ、むっつりーに君!ど、どうして…。
僕のメイド服写真を持ってるの?!」
慌てて、むっつりーに君に確認しようとすると
「…秘密」
そう、意地悪くむっつりーに君は言う。
そんな態度を責めるかのように、僕はむっつりーに君を罵る。
「酷いよ!
う、売っちゃだめだよ?!」
流石に、売らないではくれるかな?
淡い希望を抱いて、僕はそう言った。
しかし
「…残念だな。
もう、明久がー…」
「あきくううううううううううん!
写真返してええええええええええええええええええ!!
お金、倍にして返すからああああああああああ!
つーか、返せやボケえええええええええええええええええ!!」
あきくんに、回し蹴りをして倒す。
彼は「いっ…!」と声に出せなくらいの痛みに悶え苦しんでいた。
ふん、僕を怒らすからだ。写真返せ。
「は、はいー…。
ちゃんと返すから〜」
「ん」
ばっ、と奪ってみると
メイド服を着た僕が顔を真っ赤にさせて、嫌々に仕事をしてた写真。
友達の代わりに、バイトをする羽目になったら…こんな仕事だったなんて。
しかも、なんでむっつりーに君が持ってるんだ。盗撮魔かよ。
…これ以上になく、恥ずかしくて
羞恥で顔が真っ赤になった。
「にゃああああああああああああああああ?!/////////
き、貴様、むっつりーに君!今日こそは…倒してやる!」
「…せこいね。実はA組レベルのくせに。
じゃあ、保健体育でだったらいいよ」
むぅ…苦手な科目で戦ったら、負けるじゃん(´・ω・`)
愛子ちゃんみたいに
「実技で?」
と言うと
「色気がないから、靡かない」
と言われた。
色気ない…がーん………。
こ、こうなったら……最終手段だぁ!!
「む、むっつりーに君は…
ぼ、僕の事…嫌いなの?
だから…こんな、嫌がらせするんだよね」
上眼使いで、涙目。これこそ、女の武器。
セコイ自分。分かってる。
だけど、恥ずかしい写真を撮られて嬉しい人なんていない。
てか、どこぞのМだよ!僕はМじゃない!!
「−っ!」
むっつりーに君は、鼻血を噴射して倒れた。
なんか知らないけど、あきくんまで鼻血を吹きこぼしてた。
…雄二君が、目潰しされてた。ごめんね。
それでも、鼻血を垂らしてるむっつりーに君は
写真にしか興味なくて カメラの事しか興味なくて
僕の事なんて、気にもとめてくれない。
自分の写真を、ぎゅっ…と握りつぶした。
「………写真じゃなくて、ホントの僕
を見てよ」
か細く消えた言葉は
鼻血の出しすぎで倒れてるむっつりーに君なんかに届いてないから。
もう、いいよ。
写真だって
好きにすればいい。
でも、せめて
売るのはやめてほしいよ。
好きな人以外に、写真を変われるなんて…
辛いんだよ?
「むっつりーに君のばぁか」
僕はそう言って、Fクラスの教室から出てった。
鉄人に「何処に行く」と止められたから
「お腹痛いので、保健室行ってきます」と言って、その場から逃げた。
—————————————————
保健室には、久保君がいた。
「あ、久保君。
BLが趣味の変態な久保君」
「失礼だねー…麗さん」
久保君が保健室とか…
あきくんの事が好きすぎて、恋患いかな??
「君こそ、どうしたんだい?」
「ん?僕??僕はね—…
………仮病?」
そう言うと、小声で「流石、Fクラス…」と言われた。
「ふぅ、疲れた」
「…君は」
久保君が、いきなり何かを言おうとした。
「ん?」
「君はどうして、Fクラスなんかに行ったんだ?
設備もボロイ、教室は埃まみれ。
そんな所に居て…楽しいのかい?」
その質問の答え。
一つしかないよ。
「当たり前ー…」
そう言うと、久保君は笑った。
「だったらいい。じゃあ、僕はもう行くよ」
ー少し、勇気が出た。
「たまには君も、いいこと言うね!」
「失礼極まりないね」
そう言うと、今度こそ保健室から出て行ってしまった。
「…よし。僕も、そろそろ決着時かな。
待ってろよ!!土屋 康太!!」
そう思って、立ちあがった時だった。
「…何か、よう?」
むっつりーに君が、そこにいた。
「むっ!!
保健体育でも全科目でも、なんでも来い!!」
そう言うと、むっつりーに君は即答した。
「保健体育」
「じゃあ、簡単なテストを作ってきてもらうね」
「筆記?」
「うん。鉄人の補修を受けたくないから」
「…そう」
保険の先生に、小テストのような物を貰って
決闘は始まった。
(なにこれ…分かんない)
(楽勝)
(んー…微妙だなぁ)
(これなら、万点とれる)
「分かりません!」
「煩いよ、麗」
「すんまそん。はいー終わりー僕、もう無理−」
答え合わせの結果
音葉 麗
98点
土屋 康太
100点
「うわぁ…一問、間違えた」
「これくらい、楽勝」
そう言うと、何処かへ行こうとした。
「ま、待って!」
僕は急いで、むっつりーにの腕を掴んだ。
そして、ずっと言いたかった言葉を発した。
ー発したと思った。
僕の唇はむっつりーにの唇で塞がれて
何も言えなかった。
唇を話したむっつりーに…康太が一言。
「先に言う」
「ふぇ?」
意味が分からず、頭に「?」マークを浮かべていると
「俺は、麗が好きだ」
斧言葉に涙があふれ
視界がぶれて、歪み
「康太のばかああああああああああああああああああ/////////」
と泣き叫んでしまったのは
恥ずかしかったけど
むっつりーに君と一緒に入れると思うと
どうでもよくなった。
その後、むっつりーに君に彼女ができたからって
恨む連中達がいたけど
そんな人たちは僕の得意な悪徳の営業スマイルで
脅かしと居てあげた。