二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: デュエルマスターズ カミカゼ伝 ( No.15 )
日時: 2012/10/04 22:33
名前: タク (ID: 39RfU1Y2)

 第二話の続き

 部室の中。

「しかし、フジ・・・。お前その真っ白のカード、どうするんだ?」

「そうだなシント。だがあれから、例の発作は起きていない。」

「それなら、いいやつを知っている。」

「誰なんだ?テツヤ。」

「・・・まあいいや。来い。」

 来てみると、数学クラブの部屋だった。部長らしき少年が声を掛けて

きた。

「お客さんとは珍しい。ほら入りたまえ。」

「はい。スプラッシュ天川君はいますか?」

「天川?アイツなら・・・。おーい!天川ァ!こっちに来い!」

 しばらくして、天川と言われた少年がやってきた。

「ボクが天川ですよ。何か用ですか?」

 フジは率直に言った。

「アンタに話がある。」

 屋上。ここには今、フジと、天川しかいない。

「ボクに話?何だい?」

「簡単だ。このカードに覚えがあるらしいと聞いてな。」

「ああ、そのカード。」

 そして、一瞬ためらったかと思ったら、次の瞬間、

「ボクが捨てたんだよ!ククク・・・。」

 天川の表情は、とても歪んでいた。

「何だとォ!貴様ァ・・・。ただで済むと思って・・・!」

 と、天川に掴みかかった。が、

「何を言っているんだい?ボクは捨てただけ。恨む相手は、”運命”な

んじゃないのかな?」

「天川ァァァァ!運命だとォ!?このクズ野郎ォ、ぶっとばして、」

「待ちなよ、武闘君。ここは、デュエマで勝負をつけよう。そうだろ?

だって、ボク達、デュエリストじゃないか。」

「良いだろう。ぶっつぶしてやる!」

 こうして、フジ対天川のデュエマが始まった。