二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: デュエル・マスターズ カミカゼ伝 ( No.69 )
日時: 2012/10/21 22:16
名前: タク (ID: 39RfU1Y2)

番外編その1の続き

「とにかく、外に出る!」

「ああ、フジ様!」

 フジは、リムジンを出て走っていった。

「グワアアアアアアオオオオオオオオ!!!!」

「あのクリーチャーは、恐らく【THE・FAINALカイザー】だ

な。」

 そうフジが呟くと、デッキケース(暇つぶしに持ってきていた。)

から、マキシマム・ザ・マックスが飛び出てきた。

『フジ様。ヤツを倒してきましょう。』

「頼んだぞ。だが、先に・・・。」

『はい。承知しております。』

 ”タイム・ストップ!!”

 その瞬間、フジと、マキシマム・ザ・マックス、そしてFAINAL

カイザー以外の物が全て灰色に染まった。

「ゼニスにのみ許された能力、タイム・ストップ。便利だ・・・。」

 そして、フジは暴れているドラゴンに怒鳴った。

「オイ!そこのドラゴンさんよォ!騒ぐなら、カードの中で、やってく

れないか?」

 もちろん、聞こえていない。そこでフジは、

「よ〜し分かった。ゼロに染まれ!召喚、【『武』の頂 マキシマム・

ザ・マックス】!」

『オオオオオオ!』

「やっちまえ!グラビディ・クラッシュ!」

 どごおぉぉぉん・・・。FAINALカイザーにマックスの鉄槌が突

き刺さる。が、あまり相手は堪えていないようだ。

「ばかな!ならば、天頂奥義、0点突き!」

 こんどは、ストレートパンチ。しかし・・・。

「『・・・嘘だろう!?』」

 避けられていた。強い。何がどうこうというワケでなく、ただ強い。

フジとマックスは、失望していたが、どうじにこいつだけは絶対に仲間

にしたいと思った。もう一度、FAINALに殴りかかる。しかし、

今度は弾き飛ばされてしまった。

「どうすれば・・・。待てよ!ヤツの口に咥えられてあるのは、クロス

ギアだ!マックス!やつの口にある、クロスギアを狙え!」

 マックスも、同じ考えだったらしい。すぐに飛びかかり、クロスギア

をはたき落とした。

「今だ!天頂奥義、0点突き!」

『オオオオオオ!!!喰らえぇぇぇぇぇぃ!!!』

 ドグシャアアアア・・・・。勝敗は決まった。フジは、FAINAL

カイザーをデッキに入れた。

「たく、手こずらせやがって。」

 そうぼやきながら。

「・・・って高速道路がメチャクチャだァァァァァァァ!!」

 だが、3日後に武闘財閥の有り余る財力で解決したらしい。

 番外編その1(完)