二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ダンボール戦機W】バン×ハルと失われた過去 ( No.357 )
- 日時: 2012/10/30 00:34
- 名前: レッド ◆mAzj/Mydf. (ID: hSo8a19A)
第14章 キラード団という謎の組織の者だと名乗る男から託された謎の暗号メッセージとたった1つだけ残されたヒントとは?
(ストーリーモード:バン)
バンはキラード団という謎の組織の者だと名乗る男からあることを聞こうとしていたのだった。
「さあ、その暗号メッセージとやらを話してもらおうか」
「ククク・・・良いだろう」
男は電話の向こうで笑いながら答えた。
俺はその暗号メッセージが気になっていた。
きっと、リンたちを誘拐した上で監禁させるつもりだろう。
「東京の町外れにある廃工場だ・・・」
その男は不気味な笑みを浮かべながら話しかけてきた。
こいつ・・・何を言っているんだ?
「・・・廃工場だと?」
「・・・ああ。ヒントは1つだけだ」
その言葉を聞いた男は俺に対し、謎のメッセージを残していたようだった。
(ヒントが・・・1つだけってどういうことだ?)
男の言葉を聞いて、何か引っかかった。嫌な予感がしそうだ。
そのヒントとはいったい、何なのか気になってきた。
「そのヒントを教えてもらおうか」
「・・・ああ。トキオシアのどこかにある」
トキオシアのどこかにある・・・だとォ?
男は俺に対し、意味不明なヒントを出してきた。
「もしかして、その場所を示しているのか?」
俺は思わず叫びながらビックリして答えた。
男はククク・・・と笑いながら、不気味な笑みを浮かべた。
「その通りだ。そのヒントを元にして暗号メッセージを解いてから、その場所に来るんだな」
男はククク・・・と不気味な笑みを浮かべながら答えた。
くそっ・・・その謎を解かなければ、リンたちが囚われている場所に辿りつけないのか!
「・・・分かったよ。それを元にして解けば良いんだろう・・・いつまでに解けばいい?」
「1週間後だ・・・その夜の10時ちょうどにその場所へ来い」
男は締切日を言って答えた後、CCMの通話を切った。それに対し、俺は何が起きたのか分からずにいた。
いったい、リンたちに何があったのか理解できない。
「くそっ・・・1週間後までに解かなきゃならないのか」
受話器を切った後、俺はCCMを握り締めたまま、顔をしかめて呟いた。
ハルは心配そうに顔を覗きこんだ。
「バン・・・・・・」
「くそ、暗号を出されちまうんだよ!」
「こうなっちゃったんだし、しょうがないって」
「何がしょうがないんだよ! リンたちが攫われたんだぞォ〜?」
幼馴染のハルに突っ込みながら言うのがやっとだった。それにしても気になることがいくつかある。
キラード団っていう謎の組織のことも気になる。どうして、ヤツらがリンたちの命を狙おうとしているのか?
「トキオシアのどこかにある廃工場ねぇ・・・」
その男が残したと思われる暗号メッセージとたった1つだけ残されたヒントを元にして考え込んだが、そこがどうしても分からない。
「うーん、よく分かんないなー」
「でも、その謎と暗号を解かなきゃダメだよね。気が済むまで解くしかなさそうだね」
ハルはコクリと頷きながら、腕を組んで呟く。
考え事をしていてもしょうがないので、ベッドにダイブして倒れこんだ。
「バン?」
「まあ、キラード団っていうヤツらのことは明日から調べておくさ」
「諦めたわけじゃないんだね、あまり無理しない方が良いよ」
「ああ、分かってる・・・・・・・油断は禁物だからな」
ベッドに横たわったまま、目を閉じる。時間が経つと意識がまどろんできて、深い眠りに落ちた。
バンはその暗号メッセージとたった1つだけ残されたヒントを元にして謎解きに挑むことを決意した。