二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ボカロ小説【夕暮れ蝉日記】 ( No.4 )
日時: 2012/10/20 21:05
名前: 秋(元苺) (ID: iv9jnC9n)


僕は悔しさでいっぱいになり、手を強く握り締めた





「んじゃあ、さよなら」

くすくすと笑いながら、三、四人くらいの女子生徒が教室のドアへと向かってくる

僕はすぐに隣のクラス内に隠れる

ガラッと、教室の後ろのドアが開く音がした

そして、バタバタと駆けていく足音が鳴り止むまで僕は隠れていた


「もう。いいかな?」

僕は直ぐに自分のクラスに向かう。

そこには、傷だらけで右頬から血が垂れている彼女の姿があった

彼女の目からは、一粒の涙が、流れていた


僕は「大丈夫」の一言すら言えずに、ただただ呆然と、立ち尽くしていた