二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【学園アリス】 太陽の光 【小説】 オリキャラ募集! ( No.19 )
- 日時: 2012/10/30 19:13
- 名前: 愛理 ◆aGZ9OPSgQQ (ID: XZMxsXTA)
>>黎さん
なるべく登場させたいと思っております!
成績優秀! しかもゆっきーとタイマン張ってた!
面白すぎますねwww
ゆっきー頭悪いからクロノ君の方が頭よさそうですね(笑)
>>黒簾香菜さん
そう言っていただけると嬉しいです♪
舞姫ちゃんすごく可愛いので登場させるのが楽しかったです♪
こちらこそ感謝です!
優子「舞姫、こんな作者にお礼なんて言わなくてもいいのよ」
こんな感じで優子も舞姫ちゃん好きです←
>>かのさん
はじめましてーっ!
優子「うるせえぞダメ作者。…ヒカリさん、はじめまして」
ダメですいません。
面白いだなんてありがとうございます! そう言ってもらえると嬉しいです!
ぜひ原作の漫画も読んで下さい! 面白いです♪
>>Dr.クロさん
もちろんこれからも登場してもらいますよー!
素敵キャラ本当にありがとうございます♪
06 氷結晶
目的地へ向かう途中、棗と遭遇した。
棗の瞳も怒りに染まっている。それはそうだ。
——親友を利用されたのだから。
「あ、棗…優子…っ!」
「優子…何でここに…?」
「…戻ろう、ルカ、紗和。棗から聞いてたけどテストしてたんだって?」
「あ、ああ」
「…この女は失格だ。とっとと学園から出ていけ」
「ちょ、棗くん、優子!! あたしたちなら大丈夫だって!」
「うるさい。僕と棗が怒ってんのはそんな事じゃない」
冷めきった、それでも怒りに染まった瞳。
そんな瞳を蜜柑に向けると、ガッと蜜柑の髪を乱暴に掴む。
「っ…!! なに、すんの…っ!!」
「黙れ。…紗和とルカを利用してテストに受かろうとして……」
今にも殺されそうな圧力。蜜柑は息をのんだ。
“怖い”——それしか今は感じない。
そんな事は気にもせず、優子は最高に鋭い目で蜜柑を睨んだ。
「————ふざけたマネしてんじゃないわよ……」
「——蜜柑、離れて!」
「え…!?」
刹那、優子の足を氷が固める。それと同時に蜜柑の手が引かれた。
九六とクロノがいた。
そう。九六がアリス——オールエレメントを使い、クロノが蜜柑の手を引いたのだ。
「大丈夫か、蜜柑?」
「あ、ありがとうな、クロノ君」
「クロノ!! 委員長と蛍の体をこっちに引っ張ってきて!!」
「了解」
今度はクロノがアリスを使う。クロノのアリスは、重力操作。
くいっと腕を引くと、離れたところにいた蛍と委員長の体が動いた。
そしてそのままクロノと九六の元へ来る。
「蛍、大丈夫だった?」
「ええ。ありがとう、九六。絶望ヶ丘君」
「——“夜咲九六…アリスを解け”」
優子の声が静かに響いた。
と同時に、九六の瞳が少し虚ろになる。
かと思えば——優子の足を固めていた氷のアリスを解く。
言った事が現実になる…“言霊のアリス”だ。
「…棗」
「ああ」
ボッ、と蛍と委員長の周りを棗の火が囲む。
氷や水を使える九六は未だに優子が操作している。
冷たく優子は言い放った。——そして。
「とっとと白状しなさいよ。…アンタのアリス」
「っ九六ちゃん! クロノ君!!」
九六とクロノの周りを——とがった氷の小さな結晶が囲んだ。
さされば間違いなく重症である。
それが幾数本と二人の周りを囲んでいるのだ。
(…氷結晶のアリス)
クロノは静かにそれを見る。
優子の二つ目のアリス——氷結晶のアリスだ。
同時に二つのアリスを使う優子は何処か苦しそうである。
紗和がそれに気付き、声をかける。
「優子! あたしたちなら大丈夫だからアリスを解いて! 優子の体に負担が…!」
「大丈夫だって…ば」
冷や汗を流しながら優子は答える。
その時だった。優子の視界に…舞姫が映る。
「え…!?」
「舞姫、どうしてここに…!?」
「ゆうこおねーちゃん!!」
「ばっ…危ない!!」
すぐ近くには棗の炎。が、舞姫は必死に優子に駆け寄ってくる。
優子は慌てて舞姫に向かって走る。
それと同時に“言霊のアリス”と“氷結晶”のアリスが少々崩れた。
その時…蜜柑が棗に飛びかかる。
「っ…蜜柑!! あぶな——」
「——舞姫!」
棗が全力でアリスを出そうとしている。
まずい。本気でまずい。爆発、なんてもんじゃすまない。
優子は舞姫を抱きかかえて引き離す。
瞬間…棗が、強いアリスを放った。
——が、それは見事に打ち消される。
「…………」
それを冷静に見ていたクロノは瞑目し、どこか懐かしげに眼を細める。
意識がハッキリとした九六も、冷静にそれを見た。
そう。今、蜜柑はアリスを使ったのだ。
そのアリスは——無効化。
「なーつめくんっ」
「っ…!」
「な、鳴海!? 何であんたがここに…!?」
突然の鳴海の登場に優子は目を見開く。
が、鳴海は棗をフェロモンで落とした後、優子に近づいてきた。
「…近づくな変態教師」
「そーだそーだー! おねーちゃんにちかづくな! へんたいきょーし!」
「ま、舞姫ちゃんまで…。ま、そんな事言われても」
次の瞬間優子はフェロモンのアリスを使われる。
優子はフェロモンとの相性がとてつもなく悪く弱い。
そして優子は——そのまま気を失った。