二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【学園アリス】 太陽の光 【小説】 ( No.26 )
日時: 2012/10/29 21:37
名前: 愛理 ◆aGZ9OPSgQQ (ID: PxM9hGKP)

07 仮面の君


『お姉ちゃん! あのねあのね! 悠希、蝶捕まえたよ! 凄いでしょ!』

『凄いね。でも可哀想だから…離してあげないと、ね』

『分かってる! もー、ほんとお姉ちゃんは優しいなあっ!』



「…うこ、優子? 大丈夫? 気がついた?」

「…………」


目の前には紗和。その奥には木。
もう少しピントを前にずらす。
そこには——鳴海ともう一人。デューン・ブラッドという教師。
大人。そう認識した瞬間、優子は言葉を紡ぐ。


「っ“爆破しろ”!!」

「「——っ!?」」


瞬間、木々が一気に爆発してふっとんだ。
ぜえぜえと荒い呼吸を繰り返す優子。
そんな優子に向かって飛んでくる木の残骸を、紗和がアリスで片づけた。


「鳴海…いっぺん殺させろ……」

「…うん、やっぱり凄く怒ってるよね! 棗君が起きててもこうなるとは分かってたけど!」

「黙れ…っ!」

「鳴海せんせーっ!! 血ーっっ!! 血ーっっ!?」


ダラダラと血を流す鳴海。
そんな時、デューンが“治癒”のアリスを作り出し、それを直す。
そして優子の方に向き直ると言った。


「お前も一応治療してやる」

「余計な御世話よ…っ!」

「っと…さてと優子ちゃん、警報がなっちゃったよ? 今回ばかりは僕も庇えきれないよ?」

「早くここから離れないと…奴が来るぞ」

「……紗和、舞姫を任せるわね。あとルカも…棗を部屋に連れてったげて」

「ちょっ…優子!」


だっと優子は走り出す。蜜柑達の方は見向きもしなかった。
——奴が来る。そう聞いただけで悪寒が走る。
必死で走り、とにかく身を隠せそうな場所を探すことにする。


「見つかったら…ヤバイ」

「——誰にだ」


突然聞こえた声に優子はびくりと体を震わせる。
恐る恐る後を見れば奴と呼ばれた——ペルソナが立っていた。
ひっ、と優子は小さく息をのむ。


「その様子だと…先程の爆発はお前だな」

「…まあね」

「その返事はなんだ。…まあいい。ついてこい。…初校長がお待ちだ」

「…っ」


ギリリッと優子は歯をくいしばる。
——ああ、また地獄の始まりだ。
と優子は心の中で呟いた。


 * 〜 * 〜 *


優子「あほな作者から“キリクさん”に質問です」


今回早速教師としてデューンさんにでてもらいました♪
そこで生じました、私の脳内で←

デューン先生は何と呼ばれているのでしょう?
ブ、ブラッド先生ですかね? デューン先生ですかね?
あと、クロノ君からの呼ばれ方も教えて下さると嬉しいです;;


あとアリスの使い方はあんな感じでよろしいのでしょうか?

間違ってらーーーいッッ!!って感じでしたらどんどん言ってください!
すぐさま訂正します!!
ご迷惑かけます;; お返事下さると嬉しいです;;