二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: めだかボックス 3つの微超越 ( No.1 )
日時: 2012/11/02 21:46
名前: キリキリマイ (ID: 8cTIMUus)

『やぁ、というわけで』

『君が最初の主人公ってわけだ』

『物語の最初から僕が出てきてビックリした?』

『でも、僕は悪くない』

「いや、帰ってくれませんか球磨川先輩?」

俺の名前は杜若損気かきつばたぞんき
俺が一人で楽しい休日を過ごしていたら、球磨川先輩がやって来た。

ピーンポーン

「はーい!」

ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポーン!

返事をしたにも関わらずチャイムを鳴らし続ける相手に、俺は苛立ちつつもドアの前にやって来た。するとドアの外から俺が見えているかの様に喋りだした。

『やぁ!君が杜若くん?初めまして!僕の名前は球磨川禊っていいまーす!』

などと元気に家を訪ねてきたものだから、俺は苛立ちを忘れてドアノブを開こうとしたんだ。


その次だ。

球磨川先輩がドアを螺子で突き破って入ってきたのは。

そして、俺の体に螺子が”螺子”込まれたのは。

『留守と思ったら、いたんだ杜若君』

『影が薄いから分からなかったよ!これは仕方が無いね、しょうがない』

今まで味わったことの無い痛みに苦しんでいると、球磨川先輩がしゃがんで倒れている俺の顔を見た。

『ごめんね、悪気は無かったんだ』

『だから許してくれるよね!だって、僕は悪くないんだから』

よく分からなかったから、俺は適当に首を縦に振った。
と、いうより振るしかなかった。

そうすると球磨川先輩は『よかったー!』と満面の笑みで喜びながら

グシャァ

俺にとどめを刺した。